最近、街にとても小さな駐輪スペースが増えているような気がするのです。あくまでも筆者の観測範囲では……という断りはつきますが。
昨年の秋、こんな駐輪場を紹介しました。
1台分しかありません。でも、この建物を訪れる人にとっては有用です。
そして都内の別の場所には、こんなタイプもありました。
2台分だけの、駐輪ラック。でも建物が細い路地に面しているところの限られたスペースを、有効に活用しています。
さらにこの近所にも、ビルの前に1台分だけ、上の写真と同じような感じの駐輪スペースが設けられているのを発見しました。
「1〜2台分だけでもいいから、駐輪スペースを作ろう」という流れが、来ているのでしょうか。
それらは、来客用なのか、もしくは建物の所有者が自ら使うものなのかは、判然としない部分もありますが(2枚目のものは、居住者用っぽかったですが)、このような小規模な駐輪場が街に増えてれば、放置自転車問題も少しは解消できるのではないでしょうか。
こういった古い商店街なんかでも、有効な手段なように思います。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。