5月16〜17日に富士見高原スキー場で開催されたMTBメインのイベント「AKI GREEN CUP Festival」に参加してきました。
20回目を迎えた今大会の最大のポイントは、4時間&8時間耐久レースが「20時フィニッシュ」になっていることでしょう。つまり、終盤はナイターなのです。私は16時スタートの4時間耐久に2人組でエントリーしました。
16日(土)の昼前、会場に到着すると小雨がパラパラと降っている状態。午前中はしっかり降ったようで、エンデューロレースのほうは雨の中での開催でした。しかし12時スタートの8時間耐久が始まる頃には、なんとか雨も上がりました。
先に、8時間耐久がスタート。南アルプスはまだ雲の中。
それでも次第に天候は回復し、晴れ間も見えてくるようになります。
イベント会場の方では、キンダーレースも元気よく開催されていました。
寝不足の私が仮眠をしたり、食事をとったりしている間にも、8時間耐久の選手たちが黙々とラップを重ねています。
この舗装路の上りがしんどそうです。
さて、14時過ぎから自分もレースの準備を進め、着替えたり補給を用意したり、いちおうアップなんかもします。そして第1ライダーとして出て行くことになったので、このへんの写真は無し。
と思ったら、今年もスタート前の情けない姿を撮られてしまいました。(撮影:片山さん)
スタートしたら、自分が走っている間は当然ながら写真を撮っている余裕などありません。なんとか最初の2周をこなし、バトンタッチしてチームメートに2周走ってもらい、そして再度2周を走り終えた後には「すでにいろいろ出し切った人」のようになってしまいました。
しかし周回コースを走っているので、足はきついけど周回を重ねるごとに「なんとなくコツが掴めてくる」という楽しさがあります。ひとつどうしてもうまく曲がれないコーナーがあったのですが、4周目でようやくバタつかずに曲がれました。
そうこうしているうちに、夕方に。17時30分以降はライト点灯が必須です。
日の入りの頃、垂れ込めた雲に夕日があたります。
西の空は真っ赤。
照明がゲレンデを照らします。
日が沈んですっかり暗くなったあとは、私もヘッドライトをハンドルに2つ、セーフティライトをヘルメットに1つ、そしてテールライトを点灯させてコースイン。コースにも照明が設置されているとはいえ、林間のコースなどは当然真っ暗。自分のライトを頼りに走らなくてはいけません。ふだん暗くなってからオフロードを走るなんてことはないので、妙にテンションがあがります。
自分が走らない時間帯に他の選手の写真を撮ろうと思ったのですが、夜なのでコンデジではうまく撮ることができません。仕方ないのでISO感度を低くして、柵の上にカメラを置いてスローシャッターで撮影。
肝心の自チームはというと、徐々に交代してもすぐに走り出さなくなり、終盤はかなりまったりと過ごしてしまいましたが、昨年・一昨年に参加したMTBロングライドとはまた違った楽しさを味わうことができました。
レース後、今年は「プチペンション ジョナサン」のお世話になりましたが、着替えてから速攻で地ビールをいただいたのは言うまでもありません。
翌日はジュニアクラスのXCを見ました。素晴らしい天気です。
同じチームどうしの白熱した争い。
畑ではトラクターや軽トラが出て農作業が行われていて、その対比もおもしろかったです。
チェッカーを振るのは大会ディレクターの内嶋亮さん。
日焼け止めを塗らずに長袖を着ていたのですが、あまりの天気の良さに袖をまくってしまい、すっかり日焼けしてしまいました。
シクロクロスのスタートを見送ってから会場を後にし、自走で小淵沢駅まで向かって輪行で帰ります。
オフロードを走っていたら鹿と遭遇。しかもコーナーを曲がったら群がすぐ近くの車道を横断しているところでした。
小淵沢駅の近く。なかなかの眺めです。
小淵沢駅からは、横浜線直通の特急「はまかいじ」で帰宅しました。
実はMTBの耐久レース自体が初めてで、しかもナイトライドありだったのですが、大会全体の雰囲気もよく、今年もしっかり遊ばせてもらいました!
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。