昨年、しまなみ海道の高速道路を封鎖して実施されたことで話題となったサイクリングイベント「サイクリングしまなみ」ですが、中村時広愛媛県知事が、議会で「4年に1回の開催を目指す」と表明したそうです。
昨年10月に瀬戸内しまなみ海道本線を使って実施した「サイクリングしまなみ」について、中村時広愛媛県知事は27日の2月定例県議会で「4年に1回の開催を目指す」と述べ、2018年度に第2回大会を行う考えを明らかにした。村上要氏(社民)の代表質問への答弁。
引用元: サイクリングしまなみ 4年に1回開催へ | 愛媛新聞ONLINE.
というわけで、次回は2018年が濃厚です。
準備に大変な労力を必要とする大会ゆえ、4年に1回のペースが現実的といったところなのでしょう。一方で、合間の年にはプレ大会を実施する意向も表明されています。ノウハウを途切れさせないためには良いですね。
また、今年は「グランツールせとうち」という、高速道路部分を使わない、つまり通常のサイクリングと同じように橋+下道を使った大会が春に開催されます(すでに申し込みは締め切り)。
もう、毎年毎年サイクリングイベントだらけじゃないですか。うらやましい。
ちなみに私は先週こちらの記事に書いたしまなみ訪問が、人生初のしまなみ、人生初の初愛媛、それどころか人生初の四国だったので本来は何も語る資格は無いのですが、しまなみ海道の橋上からの眺望が素晴らしいのはもちろん、島の下道に降りてからの風景も魅力的だと思いました。
今治側のサイクリングターミナル「サンライズ糸山」からの眺め。この来島海峡大橋を渡るんだと思うと気持ちが高まります。
橋の上からは、この眺望。
そして……。
橋を降りて島の一般道に出てからもいい感じ。大島から眺める来島海峡大橋。
静かな海。
そんな海岸線をサイクリング。
ちなみに今治は造船の街でもあって、島々にも造船所がいくつもあります。橋/海/ひなびた風景/造船所——といった感じで、人工物と自然、スケールの大きな構造物と静かな街の対比が面白いと感じました。
封鎖された高速道路を走ることができたらたいそう気持ちが良いでしょうけど、普段だって素晴らしい景色が楽しめる、そんな場所だと感じました。だから、「サイクリングしまなみ」が4年に1回だとしても、ちっともがっかりすることはないのです。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。