tokyobike(トーキョーバイク)が2つの発表をしていました。
ひとつは、価格改定。2015年2月10日から、円安の影響を理由に製品価格が改定(値上げ)されます。
ユーザーサイドからすると残念ですが、ある程度は仕方のないことと言えます。
そしてもうひとつ。価格が改定される2015年2月10日以降にtokyobikeの自転車(キッズモデルのlittle tokyobikeを除く)を購入すると、1年間の自転車レスキューサービス(ロードサービス)が無料で附帯するようになります。
ニュースリリースが配信されていました。
東京を楽しく走るためにデザインされ、日本を始めヨーロッパでも人気の自転車「tokyobike」を製造販売する株式会社トーキョーバイク(所在地:東京都台東区谷中、代表取締役:金井 一郎)は、出先での「パンク」や「カギの紛失」など“緊急事態”に対応できるレスキューサービス『tokyobike customer rescue』を2015年2月10日より開始します。
本サービスは、実績10年・300箇所以上の自転車出張修理拠点をもつジャパンベストレスキューシステム株式会社と共同で行います。
引用元: 業界初、トーキョーバイクが自転車レスキューサービスを2月10日より開始 ~新車購入時に無料附帯~ – SankeiBiz(サンケイビズ).
レスキューサービスの実働部隊を務めるのは、ジャパンベストレスキューシステム株式会社。
利用できるサービスは下記の通りです。
・パンク修理
・チューブ交換
・タイヤ交換
・ブレーキワイヤー交換
・カギ解錠(切断)
・搬送作業
料金は次のように発表されています。
出張費・作業費:無料
部品代 :お客様負担
レッカー代 :5kmまで無料
出動回数 :年3回まで
実際の出張・作業対応時間は日中となりますが、受付は24時間365日コールセンターで対応とのことです。
なお、購入後1年を経過した後の対応については、レスキューサービスを有償で更新可能、その料金については「精査中」としています。
サービスの詳細や利用規約を下記URLから確認できます。
tokyobike customer rescueについて.
以前、CyclingEXでは谷中の直営店「tokyobike gallery 谷中」を取材させていただいたことがあります。
ゆっくりとした時間が流れる街から“自転車のある暮らし”を語りかける「tokyobike gallery 谷中」 | CyclingEX.
このとき、トーキョーバイクの方が直営店の立地について、次のように語ったことが印象的でした。
2013年2月には、高円寺に「tokyobike shop 高円寺」が、そして2014年7月11日には「tokyobike shop 中目黒」がオープンしました。高円寺や中目黒という土地が選ばれた理由について金井さんは「トーキョーバイクと感性が合う街」、そして「トーキョーバイクのユーザーが多い街であること」を挙げます。
「何年か前にトーキョーバイクを買ったけど、最近は乗ってなくてチェーンもすっかり錆びて……という方が、また乗りたくなったときに、持ってきていただけるようなお店にしたいと思っています。せっかく買って頂いたトーキョーバイクですから、できるだけ長く乗ってほしいのです」
そして次のようにも話されていました。
「選択の自由と言う意味で通販も行っていますが、もし購入後に困っている人がいたら、ぜひ持ってきてほしいです」
トーキョーバイクは、ただ単に通販という選択肢を用意するだけではなく、通販で自転車を購入する人にどんなサービスが提供できるのかということを考えているんだな……という印象を持ちました。
そして今回の「レスキューサービス」。なるほどね!と感じます。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。