以前「より良い自転車利用環境を実現するために必要なことを自分なりに考えてみた」という記事で、『純粋な自転車のユーザー団体というのは無いように思います』と書きました。
より良い自転車利用環境を実現するために必要なことを自分なりに考えてみた | CyclingEX.
ロビー活動を行う団体としては「NPO自転車活用推進研究会」があるのはご存知のとおり。
自転車の利用を増やし、そして自転車の利用環境を良くするための活動という面では、もっとも力を持っていると言えるでしょう。ただ、個人的にはユーザー団体というよりも「賢人会議とそのサポーター」という印象を持っています。
また、自転車ユーザーのマナーアップという面では「グッド・チャリズムプロジェクト」があります。
グッド・チャリズム宣言プロジェクト | 社団法人グッド・チャリズムプロジェクトの公式WEBサイトです。.
そして日本サイクリング協会(JCA)も忘れてはなりません。
ただ、JCAは交通機関として自転車を捉えているかと言うと、ちょっと違う感じがしますよね。
やっぱり、純粋な自転車のユーザー団体というのは無いんですよね。自転車業界の有名な方々や団体の周辺で「自転車のユーザー団体を作ろうと思っている」という話は、それこそ10年以上前から何度も耳に入っているのですが、いっぽうで誰もが「言うほど簡単なことではない」とも話されていて、結局今日に至るまで純粋なユーザー団体はできていないと、個人的には認識しています。
必要性を感じている人、作ろうと動いている人は以前からいるけれど、やっぱりできない……ってことは、難しいのでしょうか。確かに、自転車利用者といっても100人いれば100の考えがあるので、簡単ではないのはわかるのですが。
で、先日もそんな話をしたら、相手から「じゃぁ自分で作ればいいじゃん」と言われたのですが、思わず「えー、面倒くさい!」と返してしまう始末。誰だって、面倒なのは嫌ですよね……。
まったくやる気の無い話ですみませんが、今日のところは「そんなふうに思いました」ということで。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。