先日はジャイアントの2015年モデルとして、エアロデザインのアルミロード「TCR SLR」シリーズを紹介しましたが、エアロではない「TCR」シリーズにも、2015年モデルが登場しています。
TCRシリーズは、いわゆる「ロードレーサー」的なロードバイクとしては、もっとも安価なモデルですが、ジオメトリーは上位モデルと同様です。今回、2015年モデルの早期発表分として、新型105を採用した「TCR 0」が発表されています。
画像ではフロントのチェーンリングがコンパクト仕様になっていますが、実際には52/36Tのシマノ・RS500が採用されます。そしてリアスプロケットは11-28Tです。2015年モデルの「TCR SLR 2」(105完成車)は50/34Tのコンパクト仕様なので、差別化されていることになります。
サイズ展開は430(XS)、465(S)、500(M)、535(ML)mmの4種類で、ジオメトリーは「TCR SLR」シリーズや、カーボンフレームの「TCR ADVANCED」シリーズ等の上位モデルと同一。です。重量は8.8kg (465mm)で、ちょっと重たそうなホイールが付いていることを考えると、充分に軽いのではないでしょうか。
価格は、135,000円(税別)と魅力的。ロードレースや耐久レース、ヒルクライムにチャレンジしたくてロードバイクを買う人の「最初の1台」として、良さそうです。トレーニングしながら、ブレーキ(標準はテクトロ)やタイヤ、ホイール等を好みのものに買い替えると、なお良いでしょう。
2014 Giant Bicycle [TCR 0 (2015 NEW)].
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。