【ブリヂストンサイクル×CyclingEX タイアップコンテンツ】
ブリヂストンサイクルから11月に発表された新しいスポーツサイクルのブランド「CYLVA(シルヴァ)」。そのコンセプトは「まちのりフィットネスバイク」で、移動手段としてはもちろん、フィットネスのひとつとしても自転車を思う存分に楽しめる——そんな自転車のラインアップになっています。今回はその中から、フラットハンドルモデル「F24」のインプレッションをお届けします。
■前3段×後8段のベーシックグレード
シルヴァ「F24」は、フラットなハンドル形状のクロスバイクで、シルヴァのランナップの中でもっともベーシックなモデルです。価格は、5%税込で53,800円。モデル名の「F」はフラットハンドルを、そして「24」は、ギアが前3段×後8段の24段変速であることに由来しています。
フレームは、ブリヂストンサイクルが「アルミスレンダーフレーム」と呼んでいる、軽快な走りを実現するアルミフレーム。そして、700×32Cというやや太めのタイヤを履いたホイールが組み合わされています。細めのタイヤを履いたクロスバイクと比べると、ホイールベースは少し長めの設計です。タイヤの太さと合わせて、軽快感と街乗りでの安定感の両立を図ろうとしていることが伺えます。
シルヴァのシリーズ全体を通した開発ストーリーについては、下記リンク先で紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
移動手段としてもフィットネスとしても、自転車を思う存分に楽しむ! — ブリヂストンサイクル「CYLVA(シルヴァ)」商品開発担当者インタビュー【PR】
■漕ぎ出しの軽さが印象的
今回は、ブリヂストンサイクルのショールームがある東京・青山周辺で、裏道〜大通り〜裏道という感じで試乗コースを設定。私(CyclingEX・須貝)と、ふだん街乗りMTBで自転車通勤をしている今野朋行さん(39)の2名でインプレッションを行いました。
30分ほど走り回った後、今野さんはシルヴァ「F24」の感想を次のように話してくれました。
「2011年の震災の後に自転車通勤を始めようと思って、そのとき買ったのが、いわゆる“MTBルック車”だったんです。3×6の18段変速で、太いタイヤ履いた自転車です。ちゃんとしたクロスバイクには今回初めて乗ったのですが、走りの軽さが印象に残りました。漕ぎはじめが軽いし、ギアを変えながらスピードを出していくこともできます。自分の自転車よりもギアの段数が多いから(須貝注:リアで2段多い)、状況に応じてギアが選べて、自分のペースで走りやすいですね。これがスポーツサイクルの楽しさなんだなって思いました」
■700×32Cのタイヤで安定感も十分
走り始める前に、今野さんが気にしていたのが、走行時の安定感でした。
「2年以上タイヤの太い自転車に乗っていたので、シルヴァのタイヤを見たときは“細いな”と思いました。これがクロスバイクではふつうだと言われても、ちょっと不安に感じたのは事実です。でも、ちょっと舗装の悪い路地裏や、路面の段差などを通り過ぎてみても、まったく問題ないですね」
私自身は、700×32Cというタイヤの幅は、街乗りを軽快に楽しむのに必要十分、スポーツサイクルに初めて乗る人にとってはぴったりなサイズではないかと思っています。路面の段差や側溝のフタの上を通過するときなども安心感がありますし(なるべくそういうモノは避けたほうが良いですけど)、路面からのショック吸収という面でも、ある程度の太さがあったほうが有利だからです。
ある程度慣れてから700×28Cなどに交換すれば、走りの軽さをよりいっそう味わえますから、その楽しみは少し後にとっておくと良いでしょう。
■痛みを感じないエルゴノミックサドル
ふだんは、片道20分強の時間を自転車通勤している今野さん。今回もふだんの自転車通勤と同じような服装で来てもらいました。そこで気になるのが、前回の開発者インタビューでも紹介した、シルヴァ専用サドルのフィーリング。
今野さんは「シティサイクルやMTBルック車についているような厚みのあるサドルと比較すると、さすがに硬さは感じますね。でも普段着でも漕ぎやすいし、乗っていてどこかに痛みを感じるというわけではないです」と話します。
私はジーンズで乗りましたが、何の違和感も無く、ペダリングが邪魔されることも無ければ痛くもない、程よい感じでした。
30分ほどの試乗を終えていったん戻って来た今野さんは「5万円台前半の自転車でこれだけ快適に楽しめるんだったら、通勤に使いたいな」と話します。そう、繰り返しになりますが、この「F24」は5%税込で53,800円という価格設定なのです。
フレームやパーツのバランスがよく、チグハグしたところがない、まとまりのよいこの自転車が53,800円というのは、結構頑張っているんじゃないかと思います。誰でも手軽にスポーツサイクルのある暮らしをスタートさせ、自転車通勤や健康維持のためのフィットネスライドを楽しむことができるのではないでしょうか。
さて、今野さんと須貝によるシルヴァのインプレッションは、もう少し続きます。カーボンベルトドライブを採用した「F8B」にも乗ってみました。以下、次回!
ブリヂストンサイクル「CYLVA(シルヴァ)」製品情報はコチラ。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。