なにげに続いている、産経デジタル「Cyclist」で自転車通勤している人にインタビューする連載記事「じてつう物語」、先日第18回目の記事がアップされました。
「フランス・パリで自転車通勤しています」…夏の終わり、そんなメールが編集部に舞い込んできた。メールの送り主は、松本浩二さん(51)。31年前に渡仏、フランスのバニュー市に住み、パリにある旅行会社まで毎日自転車通勤をしているという。通勤はもちろん、本業の旅行会社でも自転車を活用する松本さんに、いろいろとお話を伺ってみた。
引用元: 自転車通勤や自転車ツアーでパリ市内を駆け回る! パリちゃり倶楽部 松本浩二さん – cyclist.
来ましたよ!ついに海外、フランスはパリの会社に勤務されている方からの応募です。
……今は、さまざまなオンラインツールが揃っております。便利な時代です。さすがにパリに飛ぶ予算はありませんので、今回はオンラインでやりとりさせていただきました。
松本さんのお話を伺っていて、いちばん“なるほどな〜”と思ったのは、こちらのくだりです。
「最初の頃は、もちろん怖いと思うこともありましたが、パリのドライバーは意外と優しい方が多いように思います。私は普段から、手信号で自分の行動を周りの人に分かるように心がけています。手信号を出す前に、必ず後方を確認します。あるとき、後方確認のために顔を後ろに振ったら、ほとんどのドライバーが減速していることに気づきました。パリのドライバーは、ちゃんと自転車の動きを意識しているんです。これ以来、パリでの走行は怖くなくなりました」
つまり、意思疎通をすることによって安全性は高まるということなんですよね。
たとえば街でクルマなりバイクなり自転車なりに乗っていて、ウィンカーを出さずに曲がってくるクルマがいたら、イヤじゃないですか。それと同じで、ドライバーから見たとき、意思表示のない自転車は怖い存在だと思いますし、後方確認と手信号だけで、だいぶ変わってくると思うのです。そうするからこそ、ドライバーが『ちゃんと自転車の動きを意識』できるわけで。
詳しくは、産経デジタルCyclistのほうで、ぜひご覧ください。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。