自転車に乗る人の頭部を保護するエアバッグシステム「HOVDING」の画像、見覚えがあるという方も多いのでは。
これがなんと、日本で発売されます。
すでに産経デジタル「cyclist」で記事になっていたので、そちらを紹介。
「見えないヘルメット」と称されるこのシステムは、通常時は頭を全く覆わない状態でありながら、事故につながる挙動を検知した瞬間にエアバッグが広がり、地面などに頭がぶつかる前に頭部全体を覆う形になる。
引用元: ホーブディングの自転車用エアバッグシステム ヘルメットに代わる先進の安全装備 – cyclist.
センサーで衝突を感知するそうですが、制御が難しいのか『動作パターンは700C(27インチ)のバイクでのロードサイクリングを想定』とのことで、万人が使える……という段階ではないようです。日本での取り扱いはライトウェイプロダクツジャパンで、価格は65,100円(税込)、10月発売予定とのことです。
そんなタイミングでWIRED.jpでもHOVDINGが紹介され、それがヤフトピにも出て、ちょっとした話題になっているようです。
自転車用ヘルメットはダサいし、かさばる! それを解決するために、スウェーデンの大学院で工業デザインを学んでいた女子大生ふたりが、7年がかりで「目に見えない」ヘルメットを発明した。
引用元: 「目に見えない」自転車用ヘルメット:スウェーデンの女子大生が発明 « WIRED.jp.
自転車のエアバッグという発想は素晴らしいですが、今のところ、画像を見ると首周りがかなり暑そうですね(冬はいいかも?)。価格的にも、これだったら素直にヘルメットかぶったほうがいいかな?という印象。でもこうやって世に出ることで、よりいっそう進化していくのであれば、良いことだと思います。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。