超個人的団地巡り、第3回の記事です。
東京都町田市のUR鶴川団地、UR藤の台団地と巡りましたが、次に向かうのはUR町田山崎団地です。URのサイトによれば昭和43年から入居が始まっているようです。
丘の上にある藤の台団地から、いちど谷に下りて、そしてまた丘に上がって、山崎団地にやってきました。規模が大きくて、建物のバリエーションが豊かな団地です。こちらは四角いボックス形のポイントハウス。たいていの団地は、景色が単調になるのを防ぐために、ところどころにこういう形状の棟が混ざっています。
送電線が通っている場所はスペースにゆとりがあります。送電線の下は、駐車場や公園として整備されていました。
山崎団地にはスーパーマーケット「三徳」がふたつあります。こちらは通称「ミニ三徳」。ちょっと規模が小さいからね。
近くの高校に通っていたので、結構思い出深いです。
まぁ、さすがに団地も3つめになると「ああ、団地だな」という感じです。
でもね。
このバリエーションの付き方が、山崎団地の面白いところ。
山崎団地の街区でいちばん数字が大きい「8街区」だけ、ピンク色基調になっています。階段の付き方も他の街区と異なります。この団地の中でも最後期に建設されたから様式が違う……なんて言われてましたが、本当のところは知りません。
子供の頃は、これがとてもしゃれた感じに見えたものでした。そう思っていた頃から30年経ち、さすがに少し疲れが見えますけど(住んでる人ごめんなさい)。
1ブロック隣はこんな様式ですから、やっぱりだいぶ違います。
それにしても、子供の頃から成人するまで頻繁に通った場所なので、景色がいちいち懐かしいのです。読んでいる方には何のことだかわからないでしょうね。
山崎団地の団地センターには、規模の大きい商店街があります。
規模の大きい、商店街が。
規模の……
大きい……。
あれ。こんなに、小さかったかな。
面積はともかく、建物、こんなに背が低かったかな……。
スーパーマーケット「三徳」。こっちはミニじゃないほうの三徳。
もっと、大きかったような気がするな……。
振り返ってみます。シャッターが下りてるところが多いです。
時間の流れが止まっているようにも見え、一方で、時間の流れを強く実感させるようでもあり。「変わってないなぁ!」という気持ちと「なんか変わったなぁ」という気持ちがごちゃまぜになりつつも、私は自転車を押して商店街を歩きました。
山崎団地センターのバスロータリー。その向かいにもまだ団地が広がりますが、あちらは山崎団地とは別のものです。そちらについては、回を改めて。
ちなみに、この山崎団地センターと町田駅の間を、ラッシュ時にはこんな路線バスが走っているくらいでして、住民自体はたくさんいます。
このネタがどれだけ続くのかは、こちらの地図を見るとわかるようになっています。
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。
三徳(((o(*゚▽゚*)o)))
懐かしいです。30年前にはパッソーラで走り回ってましたよ(⌒▽⌒)
次回は向かいの木曽住宅ですよ〜