従来使用していたヘルメットが使用開始後3年を過ぎてしまったので、新たにMETの「RIVALE(リヴァーレ)MIPS」を購入しました。製品写真で見ると、こんな感じ。
セミエアロで、比較的コンパクトなサイズに仕上がっているのが特徴です。しかもLサイズで270gと、なかなかの軽量モデル。現行モデルは2020年に登場しているので、ロングセラーと言って差し支えないでしょう。
従来使っていたBBBの「MAESTRO MIPS」は安全性に振った設計でがっちりとしているのが特徴ですが、重量はLサイズで実測381gあります。使っていると慣れてはしまうのですが「まあ、軽くはないよね」という感覚はありました。さらにその前に使っていたSMITHの「NETWORK」はLサイズで実測346gでした。
実際に着用してみると、事前に別カラーを試着させてもらっていたこともあり、違和感はなし。軽さを感じるのはもちろんですが、鏡に向かった際にコンパクトな印象を受けました。MAESTRO MIPSと比較すると前面から見た印象は大差なく、RIVALE MIPSのほうが前後に少し短い分、鏡に向かって横を向いたとき「あ、ちょっと小さいかも」と思う程度ですが。
また、購入検討時に候補に挙がっていたGIROの「SYNTAX MIPS AF」と比較すると、明らかにコンパクトな印象です(並べて比較したわけではないので本当に“印象”でしかなく、SYNTAX MIPS AFが似合う頭の形状の人もいます)。着用したときの「きのこ感」は頭部形状によりけりなところなので、私が何かを言い切ることはできませんが、コンパクトさとエッジが立っていない丸みのあるデザインにより、比較的「きのこ感」が少ないとは感じました。
ベンチレーションは、秋口から使っている分にはまったく問題を感じません。すぐ冬になってしまったので、今はインナーキャップを使っています。
そして、以前よりだいぶ値上がりしたとはいえ、22,000円(税込)という価格設定も魅力的。セミエアロ/コンパクト/リーズナブルと、3拍子揃ったヘルメットと言えるのではないでしょうか。現行モデル発売から4年以上経っていますが、今なお商品力をキープしています。
サイズは、私が購入した「L」のほか「M」と「ROUND FIT M(いわゆるアジアンフィット)」があります。店頭で着用感を試してみるのが、おすすめです。
リンク: MET HELMETS – RIVALE MIPS|ミズタニ自転車株式会社
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(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。