MERIDA(メリダ)の「SCULTURA ENDURANCE」は、レースバイクの走行性能をもちながら、リラックスした乗車姿勢や衝撃吸収性能を高めて長距離の走行を可能にするシリーズです。
そのシリーズの中で「SCULTURA ENDURANCE 4000」は、ワイヤー引き12速のシマノ・105を装備して手が届きやすい価格帯を実現した完成車です。
MERIDAには「RIDE」というシリーズがあり、現在はエントリーグレードのアルミロードのみが用意されていますが、かつてはフルカーボンの上位モデルも設定されていて、プロチーム「ランプレ・メリダ」がパリ〜ルーベのようなレースにも投入していました。SCULTURA ENDURANCEはシリーズは、RIDEシリーズの実質的な後継モデルと言えるでしょう。
もう少しレースバイクらしいジオメトリーをもつ「SCULTURA」シリーズと比較すると、ジオメトリーもさることながら、標準装備タイヤとタイヤクリアランスにも性格の違いを見ることができます。
SCULTURAシリーズは、700×25Cもしくは28Cタイヤが標準です。ワイヤー引き105搭載の「SCULTURA 4000」なら、700×25Cです。そして、タイヤクリアランスは30mm幅まで。一方でSCULTURA ENDURANCEシリーズは、700×32Cタイヤが標準で、タイヤクリアランス的には35mm幅までいけます。
また、SCULTURA ENDURANCEにはマットガードマウントも装備しており、フェンダーを取り付けて実用的な1代にすることも可能。ライダーのさまざまなニーズを受け止めてくれます。
価格は、374,000円(税込)です。
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(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。