TREK(トレック)が、新しいロードバイク「Madone Gen8」を発表しています。
「Émondaのように軽く、Madoneのように速い」と謳うように、軽量ロードのÉmondaとエアロロードのMadoneを統合して誕生したわけですが、ベストバイとなるモデルはどれでしょうか。
Madone Gen8のラインナップ
新型Madone Gen8は、形状はMadoneを踏襲しつつ、重量はÉmonda並に軽く、さらにはSLRグレードとSLグレードを用意し幅広い価格帯をカバーします。
ラインナップと価格(税込)は下記の通りです。なお、一部カラーは下記記載価格からアップチャージとなります。
●Madone SLR GEN 8
Madone SLR 9 AXS:2,000,000円
Madone SLR 9:1,850,000円
Madone SLR 7 AXS:1,600,000円
Madone SLR 7:1,400,000円
Madone SLR フレームセット:790,000円
●Madone SL GEN 8
Madone SL 7:950,000円
Madone SL 6:720,000円
Madone SL 5:449,000円
何をもってベストバイとするかは人によって異なってくるとは思いますが、Madone Gen8に求められるのは「レースで速さを発揮すること」や「週末のダイナミックなサイクリングを楽しめること」でしょう(実際には荒川や尾根幹を流すだけであったとしても)。
「らしさ全部入り」ならMadone SLR 7
Madone Gen8の「らしさ」を享受しつつコストパフォーマンスも求めるなら、やはり「SLR7」でしょう。900シリーズOCLVカーボンフレーム、Aero RSL一体式カーボンハンドルバー/ステム、そしてフレームと一体的にデザインされたRSL Aeroボトル&ケージを装備します。
価格は、1,400,000円(税込)、一部のカラーは1,650,000円(税込)です。
リンク: Madone SLR 7 Gen 8 – Trek Bikes (JP)
「どうせ買うなら最上級」でMadone SLR 9 AXS
カラーやカスタマイズの内容次第では2,500,000円に達する、最上位グレードのMadone SLR 9 AXS。でも、どうせ新しいMadoneを買うなら、いちばん高いグレードこそベスト——という考え方も、もちろんあるでしょう。
Interstellarカラーの完成車は、2,500,000円(税込)です。これを買うのであれば、残クレなどは使わずに、かつ、落車で一発廃車にしてしまった際には「まあ、仕方ないか」と、もう1回現金払いで買い直すだけの余裕がほしいところ。
リンク: Madone SLR 9 AXS Gen 8 – Trek Bikes (JP)
「ハンドル以外はこれで十分」なMadone SL 6 Gen 8
SLRグレードが900シリーズOCLVカーボンフレームなのに対して、SLグレードは500シリーズOCLVカーボンフレームを採用し、Madoneシリーズの中では手頃な価格を実現しています。そのSLグレードの中で、シマノ・105 Di2完成車がこの「Madone SL 6 Gen 8」。
フレームの形状はSLRグレードと同じで、Di2やカーボンホイールを装備することで、ホビーライダーの多くにとっては十分と言える1台に仕上がっています。ハンドルがエアロ形状ではないので、そこだけはエアロハンドルに交換したいところ。
価格は720,000円(税込)です。
情報源: Madone SL 6 Gen 8 – Trek Bikes (JP)
ということで極めて主観的に3グレードを紹介してみました。
これら以外では、ワイヤー引きのシマノ・105を搭載した最廉価モデル「Madone SL 5 Gen 8」も、449,000円(税込)とリーズナブルで面白い存在だと思います。
リンク: トレック公式オンラインストア|30日間返品保証 – Trek Bikes (JP)
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。