自転車に乗るときは、なるべく荷物を背負いたくないもの。だから私はクロスバイクで街乗りするときに、リアキャリアに取り付けられるサイドバッグを多用しています。自転車に乗るときはサイドバッグとして使用でき、降りた後は肩掛け等で使える製品はいくつか出ていますが、キャリアに取り付けるフックの処理が問題。カラダに当たらないようにするためにカバーが付いているものが多いですが、それでもフック部分が盛り上がってしまったり、一部露出してしまったりと、いろいろあります。
さて、ライトウェイプロダクツジャパンの2014年モデル展示会で見つけたのが、あの「THULE」ブランドのサイクルキャリアやバッグたちです。THULEが自転車用のキャリアやバッグなんて作っていたっけ?と思ったのですが、いくつかの製品を見て気づきました。以前からライトウェイが取り扱っていた「freeload」が、THULEに買収されていたのでした。
今日は「アーバントートバッグ」と「コミューターパニア」を紹介します。
まずこちらが、「アーバントートバッグ」。名前の通り、トートバッグスタイルです。容量23.5L、重量は1,192g。IPX3の防水性能を持っています。価格は17,640円。
そしてこちらが「コミューターパニア」。容量は19Lで、こちらはメッセンジャースタイルでも使えるのが特徴。15インチのノートパソコンを収納できます。付属のレインカバーを用いることで、IPX4の防水性能に。重量は1,408g、価格は27,090円となっています。
そしてこの2つのバッグで特徴的なのが、キャリアの取り付けるフック。
こちらが、フックが露出した状態。つまりサイドバッグとして使う状態です。
自転車を降りてから使いたいときは、このフック部分が、くるりん……
ぱっ!
そしてもうひとつ、片方のサイドには透明のポケットがあるので、テールライトを入れれば、
こんなふうになります。
決してお求めやすい価格帯の製品ではありませんが、個人的には次期サイドバッグの有力候補!
同様のフック収納システムを持った「アドベンチャーツーリングバニア」も登場します。
26Lのラージが27,090円(1個)、16Lのスモールが22,890円(1個)となっています。
まだライトウェイのWebサイトにはTHULEの製品は掲載されていませんが、本国サイトが日本語でも見られますので、デザインや機能等はそちらを見ると良いと思います(製品名が一部、この記事とは異なっています)。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。