Tern(ターン)の自転車には、フォールディングバイクに加え「ROJI BIKES」と呼ばれる製品群があります。現在は複数の国・地域で展開されているROJI BIKESですが、当初は日本独自の企画として生まれており、ネーミングも「⌘ PROJECT(コマンド プロジェクト)」とされていました。
その⌘ PROJECT第1弾として2015年秋に発表された製品のひとつが、フィン加工のクロモリフレームが印象的だった「GLEAM(グリーム)」です。
逆スローピングでフィン加工、そして650Cホイールを採用することで、独特のルックスを手に入れています。
当時の展示会取材の時点では価格が発表されていませんでしたが、2016年モデルは税別172,000円だったようです。
当時の展示会では、このカスタムバイクが注目されていた記憶があります。
GLEAMは2016年モデルと2017年モデルで販売されていました。
そして2019年モデルになって、また違うかたちで登場します。
20インチ(451)ホイールになって登場した「GLEAM F1(グリーム F1)」です。
BMXから派生した「F-1」にインスパイアされたと思われるデザインは、初代GLEAMとはまた違った迫力を生み出していました。
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。