2024年6月末に発表されたばかりの、TREK Madone Gen8。その中で、もっとも安価な完成車として設定されているのが「Madone SL 5 Gen 8」です。
Madone Gen8には、SLRグレードとSLグレードがあります。もちろんSLのほうが下位グレードなのですが、ホビーライダーが楽しむ上では、SLグレードでもまったく問題ありません。
シリーズの中でもっとも安価とはいえ、500シリーズOCLVカーボンフレームの形状は、SLRグレードと共通のもの。従来のMadoneとÉmondaを統合した斬新なルックスは、TREKらしい質感の高い仕上げもあって、所有欲を満たしてくれそうです。
ホイールがTREKの完成車用としてお馴染みのものであったり、ハンドルがエアロ形状ではない丸断面のものであったりと、グレードなりの装備ではありますが、実車を前にすると、わりとそんなことはどうでもよいと思えるくらい、華やかな印象を受けます。
メインコンポーネントはワイヤー引き12速のシマノ・105で、50/34Tのチェーンリングと最大36Tのスプロケットを装備していいるので、平地から登坂まで幅広いシチュエーションで楽しめます。フレームのジオメトリーはレース向けのものとはなりますが、その点に問題がなければ(かつ予算が許せば)、初めての1台や、エントリーグレードからステップアップするロードバイクとして、大いに「アリ」でしょう。
リンク: Madone SL 5 Gen 8 – Trek Bikes (JP)
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(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。