グラベルロードバイクというジャンルが登場する以前に、シクロクロスバイクに多用途性をもたせたイメージの「シクロクロス風のツーリングバイク」と呼べるような存在がいくつかありました。そして今回紹介するFUJIの「FEATHER CX+」はまさに、シクロクロスバイクの特徴を取り入れたマルチパーパスモデルです。
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FUJIでFEATHERといったら、ロングセラーのシングルスピードバイクですよね。そのFEATHERにかつて、カンチブレーキで太めのタイヤが履ける「FEATHER CX」というバージョンがありました。そして多段化&ディスクブレーキかされたのがFEATHER CX+という感じです。BALLAD CXにあらず。
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このサイトでも何度か紹介している記憶がありますし、目新しさはとくにありません。しかし、展示会の会場や販売店の店頭で現物を見るたびに「安いのに雰囲気がある自転車だなぁ」と、感心します。見る者に「何か」を予感させてくれる、そういう自転車です。
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これだけ自転車の価格が上昇してしまっている中で、15万円でお釣りがくる価格設定です。その安価さゆえに、コンポーネントはシマノ・クラリスですし、ブレーキは機械式ディスクブレーキの中でもグレードが低いTEKTRO・Miraを搭載しています。そのスペックからは、とりあえず「安く始められること」が重要視されていることが伺えます。
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でも、入口としてはこれで十分じゃないかなとも思います。当然ながら標準スペックでも乗ることはできますし、乗っているうちに性能に不満を覚えるようなら、少しずつカスタムしていけばよいのです。
とりあえずワイヤー引きのディスクブレーキをもう少しグレードの高いものに変えてみるもよし、いっそコンポーネントも総取っ替えしてブレーキも油圧式ディスクにするのもよし。そして、仮に別の新しい自転車を買うことになったとしても、FEATHER CX+は決して無駄にはならないでしょう。
フレームサイズは43/49/52/54/56/58cmと豊富に設定。価格は132,000円(税込)です。
リンク: FEATHER CX+ – FUJI BIKE フジ自転車
追記:フラットハンドルモデルもあります。そちらは油圧ディスクブレーキだったりもします!
(SUGAI Gen)