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  • 投稿の最終変更日:2024年9月6日
  • 投稿カテゴリー:各社2024年モデル
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グラベルロードバイクというジャンルが登場する以前に、シクロクロスバイクに多用途性をもたせたイメージの「シクロクロス風のツーリングバイク」と呼べるような存在がいくつかありました。そして今回紹介するFUJIの「FEATHER CX+」はまさに、シクロクロスバイクの特徴を取り入れたマルチパーパスモデルです。

photo_アキボウ

FUJIでFEATHERといったら、ロングセラーのシングルスピードバイクですよね。そのFEATHERにかつて、カンチブレーキで太めのタイヤが履ける「FEATHER CX」というバージョンがありました。そして多段化&ディスクブレーキかされたのがFEATHER CX+という感じです。BALLAD CXにあらず。

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このサイトでも何度か紹介している記憶がありますし、目新しさはとくにありません。しかし、展示会の会場や販売店の店頭で現物を見るたびに「安いのに雰囲気がある自転車だなぁ」と、感心します。見る者に「何か」を予感させてくれる、そういう自転車です。

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これだけ自転車の価格が上昇してしまっている中で、15万円でお釣りがくる価格設定です。その安価さゆえに、コンポーネントはシマノ・クラリスですし、ブレーキは機械式ディスクブレーキの中でもグレードが低いTEKTRO・Miraを搭載しています。そのスペックからは、とりあえず「安く始められること」が重要視されていることが伺えます。

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でも、入口としてはこれで十分じゃないかなとも思います。当然ながら標準スペックでも乗ることはできますし、乗っているうちに性能に不満を覚えるようなら、少しずつカスタムしていけばよいのです。

とりあえずワイヤー引きのディスクブレーキをもう少しグレードの高いものに変えてみるもよし、いっそコンポーネントも総取っ替えしてブレーキも油圧式ディスクにするのもよし。そして、仮に別の新しい自転車を買うことになったとしても、FEATHER CX+は決して無駄にはならないでしょう。

フレームサイズは43/49/52/54/56/58cmと豊富に設定。価格は132,000円(税込)です。

リンク: FEATHER CX+ – FUJI BIKE フジ自転車

追記:フラットハンドルモデルもあります。そちらは油圧ディスクブレーキだったりもします!

(SUGAI Gen)

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須貝 弦

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。