職場のビルから駅までの行き帰りで、俗に「フル電動の電動アシスト自転車」と呼ばれるような、もはや自転車ではない、違法な電動モビリティを見かけない日はありません。
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ペダルを漕がずに、もしくはアリバイ的に2〜3回転ほどさせただけで、まったく減速することなく近づいてきて、遠ざかっていくので、見ただけでわかります。
この手の乗り物に手を出す人は、そもそもルールを守る気がありません。近寄らないのがいちばんです。新宿あたりで15分くらい道路を眺めてみてください。下手すりゃ2〜3台は通りますが、ろくに信号も守りません。電動キックボードのほうがよっぽど、ルールを守って使われています。
こんなのに撥ねられたりでもしたら、ほんとうに「やられ損」です。単純に違法行為なので、仮に購入時は「電動アシスト自転車」としてTSマークが貼付されていたとしても保険金は下りませんし、自転車保険や火災保険等の個人責任賠償だって、使えません。
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本当に残念ながら、まずこういう自転車(らしきもの)が走行しているのを見たら、まずは警戒しましょう。ヘルメットをかぶっておらず、ペダルも漕いでおらず、とても惰性とは思えないスピードで(ときには加速しながら)近づいてくるようならば、絶対に避けましょう。
自分の身は、自分で守るのがいちばんです。
(SUGAI Gen)