SPECIALIZEDがFuture Shock 3.0を搭載した「ROUBAIX SL8」を発表

SPECIALIZED（スペシャライズド）が、エンデュランス系ロードバイク「ROUBAIX（ルーべ）」のニューモデル「ROUBAIX SL8」を発表しています。

ROUBAIX SL8の特徴

新しいROUBAIX SL8の目玉となるテクノロジーは「Future Shock 3.0」です。ステムを外してスプリングを交換することで、走る路面に合わせて調整できます。スプリングはファーム（ハード）、ミディアム、ソフトの3種類を用意し、最大5個までプリロードワッシャーが使用可能です。

ちなみにFuture Shock 3.0には、細かなバージョン違いが存在します。その内訳は「3.1」「3.2」「3.3」となっており、チョコプラのネタか！と言いたくなりますが（参考）、資料では下記のように説明されています。

Future Shock 3.3：油圧回路で動きを減衰させ、快適な乗り心地だけでなく、より操作の行き届いた走りを可能にする仕様です。個々のライダーのポジションや走行環境に合わせてプリロードを細かく調節し、好みの固さにセットできます。コンプレッションは走行路面に合わせて、走行中に細かく調節できます。

Future Shock 3.2：油圧回路で動きを減衰させ、快適な乗り心地だけでなく、より操作の行き届いた走りを可能にする仕様です。個々のライダーのポジションや走行環境に合わせてプリロードを細かく調節し、好みの固さにセットできます。コンプレッションはスムースな乗り心地となるよう予め設定されているので、ライドに集中できます。

Future Shock 3.1：路面の段差にとても敏感に反応する、油圧ダンパーを伴わない仕様です。個々のライダーのポジションや走行環境に合わせてプリロードを細かく調節し、好みの固さにセットできます。

FS 3.3 – S-Works および Pro
FS 3.2 – Expert および Comp
FS 3.1 – Sport 105 および Base
SPECIALIZEDのプレスキットより

ROUBAIXでは、当然ながらフロント側だけでなくリア側の振動吸収性能も高められ、バイク全体でのバランスを高めています。「Pavéシートポスト」と、シートポストクランプの位置下げた「ドロップド・クランプデザイン」により、シートポストがしなる領域を確保し、ライダーを路面振動から切り離します。SPECIALIZEDはこれを「AfterShock テクノロジー」と名付けています。

ROUBAIX SL8は従来モデルよりエアロ性能を高めています。また、短いリーチと高いスタック、寝かせ気味のヘッドアングル、ロングホイールベースといった特徴は踏襲しつつ、フロントセンターは少し延長され、太いタイヤを履いたときのつま先のクリアランスを確保しています。気になるタイヤクリアランスは、プレスキットにおいては「700×38cまたは40mm幅の700cタイヤ」と説明されています。

なお、フォークとリアトライアングルにフルフェンダー用マウントが備わっており、フェンダー装着時の最大タイヤサイズは「700×35c」とのことです。