2023年7月1日より、東京都でタンデム自転車の2人乗り公道通行が全面解禁されることが、話題となっています。
交通環境の複雑さから一部の公道でしか走れなかった東京都も、全国で目立った事故が起きていないことなどを踏まえて7月1日からの全面解禁を決め、全都道府県で足並みがそろった。タンデム自転車は大型なことなどから普通の自転車とは違い、歩道や「自転車及び歩行者専用」の標識がある場所は走行できない。
情報源: タンデム自転車、東京も7月から解禁…全国で公道走行可能に : 読売新聞
従来はごく限られたところでしか、フル乗車はできませんでした(参考)。
東京都の小池知事が、2023年5月19日に記者会見で話しています。
【知事】最後、今日は自転車に関してなのですけれども、自転車は自転車でも2人乗り自転車、これタンデムと言っていますけれども、タンデム自転車の2人乗り、2人乗りだからタンデムなのですが、ややこしいですね。これを解禁するというお知らせであります。
情報源: 小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年5月19日)|東京都
タンデム自転車の(フル乗車での)公道通行は、少しずつ解禁されてきていました。東京都の全面解禁をもって、全都道府県で公道通行ができるようになります。
このニュースを見てまず思い出したのが「KHS」のタンデム自転車。なかでも「T-20GR」は、小径ロードタイプで折りたたみ可能という特徴をもっています。
4130クロモリでできたフレームは、体重80kgのライダーまで対応。タンデム自転車ですので、体重80kgまでのライダーが2名、乗車できるというわけです。
前側(左側)のチェーンを外すという工程が必要ですが、折りたたんでしまえばクルマにも容易に積み込むことができます。
サイクリングの楽しみの幅が広がりそうな、そして、より多くの人にサイクリングの楽しさを知ってもらえそうな自転車です。
なお、この製品に限らずですが、タンデムゆえ普通自転車の枠には収まらないので、その点は注意が必要です。
KHS T-20GR
価格:308,000円(税込)
リンク: T-20GR @ KHS Japan
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。