サイクリング中に出会うさまざまな風景。みなさんは、どんなシーンに心が躍りますか?
雄大な景色(なのに人が少ない)
雄大な景色に心を奪われるのは当然だと思うのですが、それが「有名な観光地なんだけど、メインルートから1本外れた人気が少ないところからの眺め」だったりすると、個人的にはとくに気分が盛り上がります。
イベントで見る絶景
ちょっと特殊なケースになりますが、ふだん自転車が入れない場所で開催されるイベントで絶景に出会うと、なんだか得した気分になるのは私だけではないはずです。
海
私は多摩地区で育ったので、海は「遠くはないけど近くもない」という距離で、十分に非日常を感じられる場所です。江ノ島でも、自転車で行けばすごく達成感が得られます。一方、江ノ島のような「年中にぎやかな海」が当たり前になっているせいか、たまに地方で出会う静かな海の風景はとても心に沁みます。
オフロード
フラットなダートにしろ、山の中にしろ、舗装されていない道はワクワクしますよね!
慣れたつもりのエリアでも、ロードバイクでは迂回していた道をMTBやグラベルロードで走ったときは新鮮な気持ちになりますし、山の中でひとりの時間にひたるのもよいものです。
なにより、オフロード走行って楽しいですよね。
里山
里山の、いわゆる「自然」とはちょっと違う、適度に人の生活がある感じが、個人的にはなんだか盛り上がるし、(相反するようですが)落ち着ける場所でもあります。
花が咲いている
ある程度の年齢になって急に、花が咲いていると目が向くようになりました。止まって、じっくりと眺めたり名前を調べる機会も増えました。
線路沿い
好きなんですよね、線路沿い。とくに、列車と並走できる場所は気分が上がります!
本数が少ないローカル線だと、列車に遭遇したときの興奮はなおさら!?
古い建物が残る街並み
歴史のある旧街道には、古い建物が点在しています。また、宿場町だったところでは、街並みが保存されていることも。そう言った場所を通り、ときには立ち止まって建物を眺めるには、徒歩以上クルマ未満の自転車がぴったり(もちろん歩くのも好きですが)。
巨大構造物
マニアックになってきましたが、巨大構造物を眺めるのが好きです。サイクリング中に大きな橋などに出会うと、ついつい止まって眺めてしまいます。
富士山
富士山がバッチリ見えると、たいていの人はうれしいのではないでしょうか。
静岡や山梨などはもちろん、東京や神奈川、埼玉などからも、意外なほど大きく富士山が見える場所、ありますよね。
夕陽・マジックアワー
かつては生活サイクルのせいで午後から自転車に乗ることが多くて、自然と夕焼けに出会う機会が多かった私。刻一刻と風景が変わっていく様子は、まったく飽きません。
合わせ技
海と、夕陽。
線路と富士山。
海と富士山とマジックアワー。
とくに、冬の日没前後に寒さに耐えつつ片瀬海岸から眺める富士山はお気に入り。帰りは輪行です。
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。