警視庁が2023年4月1日より導入している自転車ヘルメットは、オージーケーカブトのものですが、市販のラインナップにそのものズバリの製品はありません。
[2023/4/19 追記] 市販品が配備されている例も、あるようですが、詳細は不明です。
警視庁は2012〜2014年にかけても、自転車ヘルメットを試験導入したことがありました。そのときのヘルメットも、オージケーカブト製でした。
しかし警視庁は、2014年に自転車ヘルメットの導入を断念しています。
今回、正式に導入されるまでのあいだに、9年という時間を要したわけです。
さて、今回警視庁が導入したヘルメット。メーカーがオージーケーカブトであることは間違いありません。メーカーメーが出ている記事もありますし、そうでなくてもニュース写真にロゴが見えています。
製造は「オージーケーカブト」で、モデルは警視庁の仕様にあわわせた特注品です。
情報源: 自転車ヘルメット“大人も着用徹底”なるか 警察官1万9000人準備OK 努力義務化で変わる風景 | 乗りものニュース
警視庁ではこれまで、地域警察官が制服で自転車に乗る際は都条例に従い、緩衝材が入った制帽を着用。改正法の施行に合わせ、ヘルメットの着用に切り替える。地域以外の部署でも、順次、ヘルメットの導入、着用を進める。
情報源: 〈独自〉制服警察官にヘルメット 警視庁が導入 来年4月から – 産経ニュース
警視庁が採用しているのは、市販品ではありません。しかし、近いものはあります。真っ先に思いつくのは、こちら。
デイリーユース向けの「SCUDO-L2」(税込6,820円)です。
リンク: SCUDO-L2 | SCUDO-L2 | Kabuto
また、こちらも似ています。
通学用ヘルメットの「SN-13」シリーズ(オープン価格)です。SCUDO-L2と共通の構造だと思うのですが、どうでしょうか。
リンク: SN-13M(56〜58cm) | 通学用ヘルメットの新スタイル | Kabuto
リンク: SN-13L(57〜59cm) | 通学用ヘルメットの新スタイル | Kabuto
リンク: SN-13XL(59〜61cm) | 通学用ヘルメットの新スタイル | Kabuto
頭の中でフロントとサイドの穴を塞いだカタチをイメージして、ニュース記事に出ている警視庁のヘルメットと比較してみてください。
記章と「警視庁」の文字を入れるためだけに、穴を塞いだのでしょうか。
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(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。