Cannondaleから、2023年のニューモデルとして、第4世代「SuperSix EVO」が発表されています。
新型SuperSix EVOは、エアロロードモデル「SystemSix」のエンジニアチームにより、フレーム/フォーク/ホイール/ハンドルバー/シートポスト——等がひとつのシステムとして設計されています。SystemSixで打ち出された「インテグレーション」が、このSuperSix EVOでより強化されたと言えるでしょう。
また、Cannondale史上「最速・最軽量・最高品質」を実現するブランド(というかライン?シリーズ?)である「LAB71」の名を冠する最初のモデルも登場しています。
近年はエアロ性能を高めるために専用のボトルケージが用意されるロードバイクもありますが、SuperSix EVOはエアロデザインのボトルも登場しています。LAB71を含むハイモッドフレームモデルには、このケージとボトルが付属します。なお、ケージは一般的な形状のボトルでも使えます。
また、BB規格がBSAとなったというトピックもあります。
ひと目見た印象ではあまり変わっていないように思えて、実は大幅に変わった新型SuperSix EVOですが、SuperSix EVO LAB71の完成車価格が1,800,000円(税込)と、他のメーカー・ブランドが用意するフラッグシップと同様に「ちょっと遠くに行ってしまったな」という感はあります。
しかし、唯一用意されたスタンダードモッドフレームの完成車「SuperSix EVO 2」にも注目したいです。ハイモッドと共通の設計思想およびスタイル、シマノ・アルテグラ Di2 コンポーネント、そしてHOLLOWGRAM R-45ホイールを採用しつつ760,000円(税込)という価格設定は、十分魅力的です。そして何より、カラーがよいですね。
以下、新型SuperSix EVOのラインナップと価格です。詳細は公式Webサイトでどうぞ。
リンク: キャノンデール | Cannondale Bikes – Creating the Perfect Ride
SuperSix EVO LAB71
価格:1,800,000円(税込)
SuperSix EVO LAB71 Frameset
価格:850,000円(税込)
SuperSix EVO Hi-MOD 2
価格:1,050,000円(税込)
SuperSix EVO Hi-MOD Frameset
価格:620,000円(税込)
SuperSix EVO 2
価格:760,000円(税込)
リンク: キャノンデール | Cannondale Bikes – Creating the Perfect Ride
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。