PINARELLO(ピナレロ)の2023年モデルとして「F」シリーズと同時に発表されたのが、今回紹介する「X」シリーズです。
Fシリーズは従来の「PRINCE FX」および「PRNCE」のポジションを引き継ぐコンペティションモデルでしたが、こちらのXシリーズは「PARIS」の後継となるエンデュランスモデルです。
快適なライドを実現するジオメトリー、反応性を犠牲にしないショック吸収性、どんな場面でも活きるエアロダイナミクス、そしてレースの世界で華々しい活躍を重ねてきたPINARELLOというブランドへの期待を裏切らないライドクオリティ——ロードバイクを楽しみたい人に、コンペティションモデルとは異なる価値を提供するという、PINARELLOの意気込みが詰まっています。
「PRNCE」や「PARIS」といった、せっかく戻ってきた伝統的なモデル名が消えることには寂しさを感じます。しかし「F」と「X」が、PINARELLOの新時代を告げるバイクであることは間違いありません。
今回発表されたのは、T600カーボンを採用した「X3」(シマノ・105 Di2 完成車)です。なお写真は完成車見本であり、実際に販売される完成車とはスペックが異なる場合があります。
X3
X3 DISK 105 Di2 完成車
フレームマテリアル:T600
価格:700,700円(税込)
※X1 DISK 105 Mech.完成車も発売予定(詳細未定)
リンク: PINARELLO JAPAN | ピナレロジャパン オフィシャルサイト
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(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。