TREK(トレック)のアルミロードバイク「Émonda ALR」がモデルチェンジ。スタイルを一新して登場です。
フレームは前作から引き続いて300シリーズAlphaアルミですが、ジオメトリーがTREKの言うところの「H2」から「H1.5」に変更されました。従来モデルの「H2」は(Domaneほどではないけれど)少し上体が起き気味でしたが、新型はカーボンのÉmondaと同じジオメトリーとなっています。
そして、新たな内蔵ワイヤリングの採用により、コクピット周りの見た目がすっきりしただけでなく、空気抵抗も低減。ヘッドチューブまわりの、アルミらしからぬ複雑な造形は、従来モデルを踏襲しています。
今回日本市場向けに発表されたÉmonda ALRは、シマノ・105搭載の「Émonda ALR 5」でした。Bontrager Paradigmホイールを履いて重量は9.0kgとのことなので、従来モデルよりわずかながら軽くなりました。
新型Émonda ALR 5の価格は、301,290円(税込)。従来モデルよりは高くなっていますが、現在の物価を取り巻く状況を考えればリーズナブルなモデルと言えるのではないでしょうか。ロードバイクの進化が続き、それに伴い価格帯も上昇していく中で「これくらいが、ちょうどいい」という人、少なくないのでは?
レース向けロードバイクを手頃な価格で楽しみたい人には、ぴったりな1台となるでしょう。
●Émonda ALR 5
価格:301,290円(税込)
メインコンポーネント:シマノ・105
最大タイヤ幅:28C
サイズ:47、50、52、54、56、58、60
カラー:Trek Black、Azure to Living Coral Fade
重量:9.00kg(56サイズ)
リンク: Émonda ALR | Trek Bikes (JP)
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。