トレック・ジャパンが、クロスバイク「Dual Sport」のモデルチェンジを発表しています。
29erのMTBがクロスバイクに転じたような成り立ちをもつDual Sportは、フロントサスペンションを装備していることが特徴でした。今回発表された第5世代では、ついにリジッドフォークを採用しました。上位モデルはカーボンフォークです。
これから初めてスポーツ自転車を買おうという人にとって、従来モデルがどうであったかはあまり関係ないとは思うのですが、リジッドフォーク化は最大のトピックであることに違いありません。この変更により、重量も軽くなています。
そしてタイヤサイズが27.5×2.0インチになりました。ホイールの規格としては700Cより径が小さいですが、タイヤが太いぶんだけ車輪全体の径で見れば700Cのクロスバイクと遜色ありません。また、タイヤの空気量が多いことによるクッション性の高さも期待できそうです。
フレームの上辺にあたるトップチューブの下面にはアクセサリー台座が備わっているので、ボルトで固定するタイプのフレームバッグがフィットします。
全体的には「アドベンチャーバイクっぽい雰囲気をもったクロスバイク」ですかね。「グラベルクロス」とも呼べるでしょう(筆者はこの呼び方は使いませんが)。
価格はDual Sport 2が109,890円(税込)、Dual Sport 3が139,590円(税込)です。
製品情報は下記からどうぞ。
リンク: Dual Sport | Trek Bikes (JP)
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。