GIANT(ジャイアント)と同社の女性向けブランドLiv(リブ)の2023年モデルが発表されていますが、今回はその中から、ロードバイク「TCR」および「LANGMA(ランマ)」に追加された「AR」を紹介します。
生粋のレースバイクであるTCRシリーズと、その女性向けモデルであるLANGMAですが、2020年に発表された現行世代のディスクブレーキ仕様フレームでは、荒れた路面コンディションにも対応できるよう最大32mm幅のタイヤに対応していました。
そして今回発表された2023年モデルから、従来のタイヤ幅25mmではなく、最初から28mm幅のタイヤを装着した「AR」が、GIANT TCR/Liv LANGMAともに追加されました。安定感のある28Cチューブレスレディタイヤ、そしてコンポーネントにはワイドギアレシオのRIVAL eTAP AXSを採用した『オールロードコンセプト』であると、ジャイアントは説明しています。
GIANT TCRにはGIANT SLR 1 36 DISC Hookless Carbonホイールと、GIANT GAVIA FONDO 1 700×28C Tubeless Readyタイヤが組み合わされます。Liv LANGMAでは、ホイールがGIANT SLR 2 36 DISC Hookless Carbon、タイヤはGIANT GAVIA FONDO 1 700×28C Tubeless Readyです。
価格はどちらも770,000円(税込)。タイヤは後から(人によっては最初から)好みのものに交換することが多いとは思いますが、メーカーが「TCRにも、こういう選択肢ありますよ」と教えてくれるような1台となっています。
GIANT TCR ADVANCED PRO 1 DISC AR リンク: 2023 GIANT Bicycles | TCR ADVANCED PRO 1 DISC AR
Liv LANGMA ADVANCED PRO 1 DISC AR リンク: 2023 Liv Cycling | LANGMA ADVANCED PRO 1 DISC AR
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。