もっとも特徴的なのは、ジオメトリーでしょう。
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近年はXCバイクもヘッドアングルが以前より寝てきていますが、Scalpel HTのヘッドアングルはトレイルバイク並みの66.5度です。
他社XCモデルのヘッドアングルを並べてみると、
MERIDA BIG.NINE 9000:70度
GIANT XTC ADVANCED SL 29ER 1:69.5度
CANYON Exceed CFR LTD:69度
TREK Procaliber 9.5:68.8度
SPECIALIZED S-WORKS EPIC HARDTAIL:68.5度
……といった具合。もちろんヘッドアングルだけですべてが決まるわけではないですが、Scalpel HTの66.5度というのはかなり思い切った設定ではないでしょうか。こんなにヘッドアングルを寝かせているのは、もちろん下りでのアドバンテージを得るためです。
また、シートアングルとチェーンステー長は、登りでは力強いペダリングを受け止めてより高いトラクションを得られることを意図した設定としています。
今回2種類の完成車が発表されているのですが、上位モデルには従来モデルよりストロークを伸ばした110mm仕様の「Lefty Ocho 110」フォークを採用。セカンドグレードには100mmストロークの「Lefty Ocho 100」を採用します。
ラインナップと価格は下記のとおりです。
Scalpel HT Hi-Mod 1
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フレーム:Hi-Mod Carbon
フォーク:Lefty Ocho 110 Carbon
ホイール:HollowGram 25、Superlight Hi-Impact Carbon、28h, 25mm IW、tubeless ready
メインコンポーネント:シマノ・XTRおよびXT(12S)
カラー:カーボン
価 格:693,000円(税込)
Scalpel HT Carbon 2
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フレーム:Carbon
フォーク:Lefty Ocho 100
ホイール:Stan’s NoTubes Crest MK4、28h, tubeless ready
コンポ:シマノ・XT(12S)
カラー:パープルヘイズ
価 格:440,000円(税込)
製品情報は下記リンクから。
リンク: Scalpel HT
(SUGAI Gen)