自転車用のヘルメットを新調しました。今回選んだのはBBBの「MAESTRO MIPS(マエストロ ミップス)」です。
自転車用ヘルメットは使い始めてから3年経ったら買い換えよう——と言いつつ、気がつくと3年と2ヶ月が経っていていました。
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SMITH NETWORKを使い始めたのが、2018年の4月中旬。なんかつい最近買ったつもりでいたけど、もうそんなに経つんですね。
新しいヘルメットは「2万円台でMIPS搭載」を条件に検討していたのですが、価格が20,350円(税込)と手頃でデザインも自分好みであったMAESTRO MIPSに決定しました。
エアロ性能を考慮しつつも、やりすぎていない感じが個人的に好みです。通気のための開口部は大胆に設けられつつも、ブリッジを設けて強度を確保しています。
後ろから見るとだいぶ「エアロっぽい」感じがしますね。
ダイヤル式のクロージャーを採用。左サイドにはMIPSのマークがあります。JCFステッカーは付属しているものを自分で貼り付けました。
内側は当然ながらMIPSのレイヤーが見えます。お世話にはなりたくないものですが、あれば安心のMIPS。なおクロージャーとMISPレイヤーは一体化していて、MIPSだからといってフィット感が悪いとか、そういうことはありません。被りの深さも調整できるようになっています。
私が購入したのは、3サイズあるうちいちばん大きなL(58-62cm)です。Lサイズは他メーカーならXLでもおかしくないサイズ。製品情報サイトに重量が書かれていませんでした。実際に着用してみると「軽くはないね」という感じ。もちろん、不快な重さを感じるということはないのですが。
重量を測ると381g(Lサイズ)でした。
SMITH NETWORKも軽くはなかったけど、Lサイズで346gでした。
このMAESTRO MIPSに関しては、軽さを目指したヘルメットではないことは明らかですね。ちなみに代理店であるライトウェイプロダクツジャパンのブログでは、こんなふうに書かれています。
あえて欠点を上げるとすればその重量かと思います。MIPS搭載のMaestroヘルメットは重量がMサイズでおよそ330gと、近年の超軽量モデルと比較すると重いです。この点についてはBBBのヘルメットに対する開発姿勢が特に安全性を重視しているためです。 MIPSレイヤーとは別に本モデルに限らず高密度のEPSフォームを採用し、ヘルメットのモールド内部にインナーケージを設けているBBBのヘルメットは通常より多少重量が増える分、確実にライダーの安全を保ちます。
情報源: 道の上のマエストロ。 「BBB BHE-10 MAESTRO MIPS」
Mサイズだと約330gとのこと。
自分が何度か使ってみた限り、前後どちらかにかたよった重さとかは感じませんでした。また、少なくとも自分の頭にはよくフィットします。Lサイズと称されるヘルメットとしては少し余裕があるようで、他メーカーなら「L/XL」といったような表記でもおかしくないかもしれません。これなら冬場に厚手のキャップなどを被っても、フィット感を調節すれば問題なさそうです。
蒸し暑い日中に使ってみても、風の抜けは良好です。それまで使っていたSMITH NETWORKではサイドにハニカム状のパーツが配置されていたからかもしれませんが、MAESTRO MIPSではとくにサイドの空気の流れがよいように感じました。
というわけで、この先3年間はBBB MAESTRO MIPSに託します!
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リンク: BBB 公式サイト | ビービービー ヘルメット サングラス
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。