iPhoneやiPad、Macなど、Apple製のデバイスを紛失したときに役立つ「探す」アプリが、他社製のアイテムにも対応。そして、この「探す」をいち早く自転車に採用したのが「VanMoof(バンムーフ)」でした。
この「探す」というサービスは、デバイスがオフラインでも有効なのが特徴です。消費電力が少ないBluetooth LEで信号を発信、近くにあるApple製のデバイスがその信号をキャッチすると、位置情報が送信されます。
詳しいサービス内容や仕組みは、下記のリンク先からどうぞ。
リンク: オフラインのiPhoneでも場所がわかる、ってどういうこと? – いまさら聞けないiPhoneのなぜ | マイナビニュース
そして、この「探す」がいよいよ他社製品でも使えるようになりました。
もちろん、他社製品側で対応している必要があるのですが、いち早くいくつかの製品が対応したことが発表されています。そして、自転車ではいち早く「VanMoof」のE-BIKEが対応しました。
VanMoofがFind My対応の電動自転車を発売。自転車の未来へ導きます。
「Find My」というのは「探す」アプリの英語表記です。
自転車が盗まれてしまったときはもちろん、ごく稀にですが「あれ?どこに駐輪したっけ?」というような場面でも役になつことでしょう。
発表された2021年4月8日時点で購入できるVanMoofのE-BIKE「S3」と「X3」は、「探す」に対応しています。
もともとVanMoofのE-BIKEには、Bluetoothを使ったトラッキングシステムが備わっているので、Appleの「探す」にも対応しやすかったのでしょう。ユーザー数が多いApple製品を活用できるようになったことで、より「見つけやすく」なることが期待されます。
もちろん、盗まれないにこしたことはありませんが。
VanMoof S3とX3の価格は、ともに250,000円(税込)です。
リンク: Ride the future with our Electric Bikes | VanMoof
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。