TREK(トレック)が、クロスカントリー向けハードテールMTB「Procaliber(プロキャリバー)」をモデルチェンジ。デザインを一新し、カーボンフレームのみのラインナップとなった。
ProcaliberはXC(クロスカントリー)向けのハードテールMTBだが、前モデルに引き続きTREK得意の振動吸収システム「IsoSpeed」を搭載している。つまり、シートチューブがトップチューブから分離しており、より大きなしなりが得られるというわけ。
もうひとつの特徴は、転倒時などにハンドルが大きく切れてレバー等がフレームにぶつかるのを防ぐ「Knock Block」を搭載していること。その切れ角は58度から62度へとアップし、使い勝手をよくしている。
フレームのデザインは、より「最近のTREK」らしくなったが、変わったのは見た目だけではない。ヘッドアングルは従来モデルの69.3〜69.6度から68.8度へと寝かされ、ホイールはすべてのフレームサイズで29erとなった(従来はSモデルが27.5インチだった)。
2021年モデルのProcaliberは、カーボンフレームのみの2モデル展開で、アルミフレームはなくなった。そのかわり、安いほうの「Procaliber 9.5」は、235,000円(税別)とお買い得感のある価格設定だ。
●Procaliber 9.6
価格:305,000円(税別)
●Procaliber 9.5
価格:235,000円(税別)
詳細はTREKのWebサイトにて。
リンク: クロスカントリーレースハードテールのトレック Procaliber | Trek Bikes (JP)
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。