7月末にMERIDA(メリダ)からエアロロードバイク「REACTO(リアクト)」の2021年モデルが発表された。第4世代となったREACTOの歴史を簡単に振り返りつつ、2021年モデルのラインナップを紹介。
というわけで、いきなり第1世代から。この初代REACTOが登場したのは2011年のことで、エアロロードとしては比較的早い登場と言えるはず(上の写真は2012年モデル)。
こちらは、2014年モデルからの第2世代REACTO。グリーンとピンクという奇抜なカラーは、ランプレ・メリダのチームレプリカだ。スプリントやヒルクライムでも高い反応を示すことを目指した。ブレーキがダイレクトマウント(リアブレーキはBB後方に位置)となった。
そして2018年モデルから登場した第3世代では、ディスクブレーキ仕様が登場(リムブレーキ仕様もあり)。エアロ性能の高さはもちろん、扱いやすさを考えたケーブルルーティングが特徴でもあった。
というわけでお待ちかねの2021年モデル、モデルチェンジして第4世代となったREACTOがこちら。横から見ると第2世代を彷彿とさせるが、空気抵抗を削減するために(ついに)ケーブル類は完全内装となったのが目に付く。シートステーの位置が低くなり、精悍さも増した。
今回のモデルチェンジでディスクブレーキ仕様のみとなったREACTO。さすがに従来まであったアルミモデルも姿を消したが、それでもなお幅広い価格帯をカバーするエアロロードバイクとして、貴重な存在でもある。以下、REACTO 2021年モデルのラインナップ。
●REACTO TEAM-E
REACTO CF5 IVフレーム、シマノ・デュラエース Di2仕様のフラッグシップモデル。写真は上記参照。
価格:1,250,000円(税別)
フレームセット、369,000円(税別)もあり
●REACTO 8000-E
REACTO CF5 IVフレーム、シマノ・アルテグラ Di2仕様。
価格:850,000円(税別)
フレームセット、369,000円(税別)もあり
●REACTO 7000-E
REACTO CF3 Ⅳフレーム、シマノ・アルテグラ Di2仕様。
価格:540,000円(税別)
●REACTO 6000
REACTO CF3 IVフレーム、シマノ・アルテグラ仕様の完成車。
価格:399,000円(税別)
●REACTO 4000
REACTO CF3 Ⅳフレーム、シマノ・105仕様。
価格:299,000円(税別)
詳細は、メリダジャパンのWebサイトでどうぞ。
リンク: メリダ -MERIDA-
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。