MERIDA(メリダ)の「BIG.NINE LIMITED」は、XC向けアルミハードテールの上位モデルです。
BIG.NINEシリーズは、このモデルよりも上位のグレードはカーボンフレームが使われており、また下位モデルはアルミフレームですが、LIMITEDとはフレームの仕様が大きく異なっています。
BOOST規格を採用したアルミフレーム
MERIDA本社工場製の軽量・高剛性フレームを用いる、BIG.NINE LIMITED。シルクスパークリングブルーと名付けられたカラーは上質感が高く、泥で汚すのがちょっともったいなく感じるほど。なお、光線状態によってはこの製品写真より暗く、かつ青みが濃く感じられます。
フロントサスペンションは、Manitou Markhor Comp Air 100 STR。もちろんリモートロックアウトが可能です。
コンポーネントは、SRAM SX Eagleを搭載。中級グレードとはいえ、SRAMの12速コンポーネントをフル装備です。一方、ブレーキセットはシマノ・MT-200となっているのも特徴。SRAMコンポにシマノ製ブレーキという組み合わせは、MERIDAではよくあるケースです。
フレームサイズはS、M、Lの3種類。価格は159,900円(税別)となっています。
下位モデルとどう違う?
さてこのBIG.NINE LIMITED、フレームはカーボンフレームのグレードと同じくBOOST規格を採用しています。つまり、フロントハブは110×15mm、リアハブは148×1mmのスルーアクスルとなっています。一方、これより下位のBIG.NINE 500等では前後ともQRが使われています。
つまり、よく「カーボンフレームモデルのコンセプトをアルミフレームで具現化」などと言いますが、BIG.NINEシリーズのアルミモデルでそのフレーズが当てはまるのは、このBIG.NINE LIMITEDだけということになります。
リンク: メリダ -MERIDA-
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。