CyclingEX的に注目している2020年モデルを、年内のうちに紹介しきってしまおうというわけで、今回はブリヂストンサイクルのスポーツ車ブランド「ANCHOR(アンカー)」から「RS9s」を紹介。
ほとんどのブランド・メーカーがディスクブレーキ搭載のロードバイクに注力する中、レーシングラインと名付けたロードレース向けモデルはすべてリムブレーキというラインナップの、ANCHOR 2020年モデル。
このRS9sは、ブリヂストングループの研究所である「ブリヂストン中央研究所」と共同で開発された、計測・解析・シミュレーションによる推進力を高める「PROFORMAT」によって生み出されたフラッグシップモデル。
前作「RS9」をベースとして、プロ選手のフィードバックをもとにリアセクションの変形量を最適化し、前後の剛性バランスも見直したアップデートバージョンです。
そのアップデートとともに注目されるのが、2020年モデルで採用されたBRIDGESTONEロゴ。ANCHORというブランドに愛着をもつ人が多いのは承知の上で、一般の人への認知・訴求を考えれば「どうしてここまで時間がかかった!?」というのが正直な感想です。
それはともかく、もし「ディスクブレーキ隆盛の時代だけど、今あえてリムブレーキのレースモデルが欲しい」とお考えなら、このRS9sは魅力的な選択肢と言えるでしょう。メーカー・ブランドによっては「上位モデルはディスクブレーキのみ」としてしまっている中、貴重なリムブレーキのフラッグシップモデルなのですから。
ANCHORのセールスポイントでもあるカラーオーダーは、もちろんRS9sでも利用可能。カラーシミュレーションしているだけでもワクワクするね!
価格はDURA-ACE MODELが800,000円(税別)、ULTEGRA MODELが545,000円(税別)、フレームセットが370,000円(税別)で、オーダー内容により金額が変わります。
リンク: RS9s | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社
関連記事: BRIDGESTONE ANCHOR 2020年モデル発表 – CyclingEX
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。