ブリヂストンサイクルのスポーツ自転車ブランド「ANCHOR(アンカー)」においてロードバイクのエントリーモデルとして位置付けられているのが、今回紹介する「RL3」です。
アルミフレームの上位モデルであるRL6の設計を踏襲し、ビギナーでも快適なロングライドが可能です。2020年モデルでは、コンポーネントの選択肢が増えました。また、引き続きフラットハンドルモデルも設定されています。
RL3 DROP
RL3は、上位モデルのRL6と同様に、シミュレーション技術を活用し推進力を高める「PROFORMAT」により設計されています。外観もRL6とかなり似ていますが、フレーム素材や加工方法を変えることで、お求め安い価格としています。
2020年モデルでは、ドロップハンドルモデルが3グレードになりました。いちばん上は、リア10段変速のシマノ・ティアグラを搭載したモデル。シマノの完組ホイール「WH-RS100」も採用して、すっきりとしたルックスと軽快な走行性能を手に入れています。
TIAGRA MODEL:125,000円(税別)
そして真ん中のモデルは、メインコンポーネントにリア9段のシマノ・ソラを採用。補助ブレーキレバーも備え、ロードバイク初心者でも扱いやすい1台です。
SORA MODEL:107,000円(税別)
そして、消費税込みでも10万円を切る価格が魅力な、シマノ・クラリス(リア8速)搭載モデルも用意。こちらも補助ブレーキレバーを備え取っ付きやすくしている一方、上位モデル譲りのカーボンフォークを搭載。ゆくゆくはコンポーネントをアップグレードするなどして、長く楽しめる1台と言えるでしょう。
CLARIS MODEL:84,000円(税別)
RL3 FLAT
RL3には、クロスバイクのように気軽に楽しむことができる、フラットハンドル仕様も設定されています。
フレームはドロップハンドル仕様と共通なので、慣れたらドロップハンドルへ交換するのもよいでしょう。
CLARIS MODEL:76,000円(税別)
2019年モデルから大きな変更があったわけではありませんが、コンポーネントの選択肢も増え、10万円程度のエントリークラスとしてはなかなか魅力的な存在のRL3。個人的には、通勤用や輪行サイクリング用のセカンドバイクにもよいと思いました。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。