多摩ニュータウン通りが町田街道に突き当たる「多摩ニュータウン入口」交差点近くに、ストーンサークルの遺構があるのをご存知ですか? 今回は自転車で訪ねてみることにしました。
田端環状積石遺構と言いまして。至近に京王線多摩境駅があり「日本一駅から近いストーンサークル」と謳われています。
多摩境ということからもわかるとおり、南多摩尾根幹線(尾根幹)の終点からも近いところにあります。
まだ緑も多く残る住宅街の中に「公園かな?」という雰囲気で存在します。クルマはおろか自転車でも、意識しないと気がつかないかも。
これがその、ストーンサークルです。といっても、今こうして見えているのはレプリカでして、本物は地面の中に埋め戻されています。
約5000年前にムラができて、そしてこの場所は約3900年前まで墓地として、その後約2800年前までストーンサークルが使われていたと思われる——って、話が1000年単位ですよ。
儀礼の場であったと考えられるストーンサークルですが、楕円に積まれた石のその先には富士山があり、しかも冬至には蛭ヶ岳の山頂に太陽が沈むそうです。
パワースポット好きな方は、サイクリングのついでに寄ってみてはいかがでしょう。
ちなみに筆者は今回、尾根緑道と境川のサイクリングがてら、立ち寄りました。
情報源: 日本一駅から近いストーンサークル・田端環状積石遺構/町田市ホームページ
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。