TREK(トレック)が、フルモデルチェンジした第3世代の「Domane SLR」および「Domane SL」を発表しています。

photo_トレック・ジャパン

まず目につくのが、そのルックス。TREKのエアロロードバイク「Madone」シリーズに近い形状となりました。



エンデュランス系、ロングライド、荒れた路面に強い——そんなイメージのあるDomaneですが、第3世代ではエアロ性能も手に入れ、TREKは『旧モデルと比べ、1時間のライドで1分短縮』(同社ニュースリリースより)と謳っています。

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また、上位グレードとなる「Domane SLR」では、Madoneにも採用されている「トップチューブ調整式IsoSpeed」を採用しています。これにより、高い振動吸収性をもちつつ、ライダーの好みに合わせたセッティングが可能となっています。なお、「Domane SL」のほうは従来と同じシートチューブ方式のIsoSpeedを搭載しています。

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インテグレーテッドケーブルの採用により、ハンドル周りがすっきりとして見えるのも特徴。そしてこれは外観だけでなく、エアロ性能にも寄与しています。

ハンドルとステムは振動吸収性能に優れたものを標準装備しますが、構造は一般的なものなので互換性は確保されており、調整やカスタマイズは容易です。

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ダウンチューブにストレージスペースがあり、パンク修理キットとミニツールが収納可能なのも特徴。完成車には、ツール収納バッグも付属しているので、サドルバッグなしでサイクリングやトレーニングが可能です。

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当然ながらディスクブレーキモデルのみのラインナップとなっており、32mmと幅広のタイヤが標準装備されています。荒れた路面ではやや低圧にセットして走ることで、路面を確実に捉えながら速く走ることができるとTREKは説明しています。なお、最大38Cまで装着可能なクリアランスが確保されているとのこと。

現在発表されている完成車ラインナップは下記のとおりです。

●Domane SLR 7

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フレーム:700 Series OCLVカーボン、フロントIsoSpeed、リア調整式IsoSpeed
フォーク:Domane SLR カーボン
メインコンポーネント:シマノ・アルテグラDi2
価格:792,000円〜848,000円(税別)
※Project One対応

●Domane SL 6

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フレーム:500 Series OCLVカーボン、フロント&リアIsoSpeed
フォーク:Domane SLRカーボン(44、47サイズ)/Domane SLカーボン(その他のサイズ)
メインコンポーネント:シマノ・アルテグラ
価格:408,000円(税別)

●Domane SL 5

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フレーム:500 Series OCLVカーボン、フロント&リアIsoSpeed
フォーク:Domane SLRカーボン(44、47サイズ)/Domane SLカーボン(その他のサイズ)
メインコンポーネント:シマノ・105
価格:318,000円(税別)

詳細は、トレック・ジャパンのWebサイトでどうぞ。

リンク: Domane | Trek Bikes (JP)

(Gen SUGAI)





須貝 弦

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。