GIANTが、カーボンロードバイク「TCR ADVANCED」の2020年モデルを発表しています。カーボンフレームのTCRシリーズとしてはエントリーグレードにあたりますが、GIANT独自のパワーメーターを標準装備するなど、充実した内容となっています。
TCR ADVANCED 1 SE
フレームの剛性はそのままに軽さを追求した構造はそのままに、GIANTのカーボンフレームとしてはベーシックグレードとなるAdvanced-Grade コンポジットを用いることでお求め安い価格を実現。メインコンポーネンントはシマノ・アルテグラで、左右のクランクでそれぞれパワーを計測する新型のパワーメーター「POWER PRO」も搭載と、申し分ないスペックです。フレームのロゴはリフレクティブ仕様です。
フレーム:Advanced-Grade カーボン
フォーク:Advanced-Grade Composite、アルミコラム
メインコンポーネント:シマノ・アルテグラ
ホイール:GIANT P-R2 DBL
タイヤ:IANT GAVIA AC 1 700×25C チューブレスレディ
重量:7.8kg(445mm)
サイズ:425(XS)、445(S)、470(M)、500(ML)mm
価格:280,000円(税別)
TCR ADVANCED 2 KOM SE
毎年恒例、King of Mountainを意味する「KOM」を冠したグレード。どのへんがKOMかというと、クランクセットが50/34Tとなり、スプロケットも11-34Tもワイドになっています。そして、左側のクランクアームでペダリング時のパワーを計測する「POWER PRO S」も標準装備します。なお、2019年モデルではシマノ・アルテグラ仕様でしたが、2020年モデルはシマノ・105仕様となり価格も下がりました。
フレーム:Advanced-Grade カーボン
フォーク:Advanced-Grade Composite、アルミコラム
メインコンポーネント:シマノ・105
ホイール:GIANT P-R2 DBL
タイヤ:GIANT GAVIA AC 1 700×25C
重量:7.9㎏(445mm)
サイズ:425(XS)、445(S)、470(M)、500(ML)mm
価格:210,000円(税別)
1台で何でもこなしたい欲張りな人に
TCR ADVANCEDシリーズは、1台でなんでもこなしたいと思う人にはぴったりなカーボンロードバイクです。例えばレース参戦もしたいし、ツーリングもしたい——といったような感じですね。「TCR ADVANCED 1 SE」と「TCR ADVANCED 2 KOM SE」、どちらもリムブレーキ仕様なので、頻繁に輪行したい人にもよいでしょう。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。