個人的にはとても気になる自転車だけど、たくさん数が出るカテゴリーではないだけに、イヤーモデルの切り替え時期になると「カタログ落ちするんじゃないか」と気になってしまう——そんな製品が、いくつかあります。例えば今回紹介する、RITEWAY(ライトウェイ)のグラベル&アドベンチャーロードバイク「SONOMA ADVENTURE(ソノマ アドベンチャー)」も、そのひとつ。
こうして2020年モデルにもSONOMA ADVENTUREがあることを記事にできるのは、うれしいぞ。
欲しい自転車を全部買える身分ではない以上、こうして応援することしかできないので(笑)
このSONOMA ADVENTUREは、2018年の夏に2019年モデルとして登場したもので、700Cと650Bの両方に対応したクロモリフレームが最大の特徴。完成車も、700Cと650Bが同じ価格で用意されています。
こちらが、700C仕様。タイヤは、RITEWAYがタイヤメーカーとともに独自開発した35Cの「アーバンフルグリップタイヤ」を装備しています。
関連記事: ロードバイク・クロスバイク向けの700×35Cスリックタイヤ「RITEWAY アーバンフルグリップタイヤ」 – CyclingEX
そしてこちらが、650B仕様。タイヤはKENDA Flintridge 650x45Bが標準装備されています。
フレーム&フォークは共通ですから、700Cモデルを購入して後から650Bホイールに交換したり、その逆ももちろん可能です。
そのフレーム&フォークには、ボトルケージ台座がたくさん。うまく活用すれば、荷物をたくさん積むことができますよ。
そしてRITEWAYといえばシマノ製パーツの採用率が高いのが特徴で、このSONOMA ADVENTUREも例外ではありません。メインコンポーネントはシマノ・クラリスですが、クランクもシマノ製である点は良心的と言えるでしょう。また、ブレーキはTEKTRO MD-C400 メカニカルディスクなのですが、ローターはシマノのセンターロック方式のものが使われています。限られたコストの中でも、歪みの少ないローターを採用しているわけです。
フレームサイズは420mmと480mmの2種類、重量は13kg、価格は89,800円(税別)となっています。
リンク: ライトウェイバイクブランドサイト
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。