GIANT(ジャイアント)とその女性向けブランドであるLiv(リブ)から、クロスバイク「ESCAPE RX」シリーズの2020年モデルが発表されています。
ロードバイクに近いスポーティな走行性能を、クロスバイクらしい乗りやすさのまま体感できるESCAPE RXシリーズ。2020年モデルでは、GIANTが「OverDrive」と呼んでいる下側1-1/4インチインチのテーパーヘッドを採用し、よりシャープな走りを手に入れています。
また、フロントチェーンリングがトリプル(3枚)からダブル(2枚)へと変更されました。トータルの変速段数は減りますが、シンプルな操作性と軽量化を実現しています。
それでは、各モデルの紹介です。
GIANT ESCAPE RX 1
軽量なALUXX SLフレームとフルカーボンフォーク、そしてシマノ・ティアグラの組み合わせで、走りの質感を楽しめる最上位グレードです。
メインコンポーネント:シマノ・ティアグラ
変速段数:2×10
タイヤ:700×28C
フレームサイズ:430(XS)、465(S)、500(M)、555(L)mm
重量:9.9kg(465mm)
価格:110,000円(税別)
GIANT ESCAPE RX 2
セカンドグレードの「RX 2」は、メインコンポーネントにリア9速のシマノ・アルタスを搭載。こちらもフルカーボンフォークとなりました。
メインコンポーネント:シマノ・アルタス
変速段数:2×9
タイヤ:700×28C
フレームサイズ:430(XS)、465(S)、500(M)、555(L)mm
重量:10.0kg(465mm)
価格:79,000円(税別)
GIANT ESCAPE RX 3
エントリーグレードとなる「RX 3」は、ストレート形状のアルミフォークを採用しています。
メインコンポーネント:
変速段数:2×9
タイヤ:700×28C
フレームサイズ:430(XS)、465(S)、500(M)、555(L)mm
重量:10.3kg(465mm)
価格:65,000円(税別)
GIANT ESCAPE RX DISC
ESCAPE RXのディスクブレーキ仕様。フルカーボンフォークと油圧ディスクブレーキを搭載しています。
メインコンポーネント:シマノ・アルタス
変速段数:2×9
タイヤ:700×28C
フレームサイズ:430(XS)、465(S)、500(M)mm
重量:10.9kg(465mm)
価格:80,000円(税別)
Liv ESCAPE RX W
ESCAPE RX 3の女性向けバージョンで、小さめのサイズバリエーションとさわやかなカラーリングが特徴です。
メインコンポーネント:シマノ・アルタス
変速段数:2×9
タイヤ:700×28C
フレームサイズ:350(XXS)、400(XS)、440(S)mm
重量:10.0kg(400mm)
価格:65,000円(税別)
Liv ESCAPE RX W DISC
ESCAPE RX DISCの女性向けバージョンで、350mm(XXS)など小さなサイズを用意。スポーツサイクリングを始めるのにぴったりな1台です。
メインコンポーネント:シマノ・アルタス
変速段数:2×9
タイヤ:700×28C
フレームサイズ:350(XXS)、400(XS)、440(S)mm
重量:10.4kg(400mm)
価格:80,000円(税別)
ESCAPE RXシリーズはこんな人におすすめ
クロスバイクとしては少し価格帯が高めなESCAPE RXシリーズですが、その性能はエントリーグレード(入門用)のロードバイクに匹敵、もしくは上回るほどのものがあります。それでいながら、クロスバイクとしての乗りやすさを確保しているのが特徴です。
つまり、これからスポーツとしてサイクリングを始めてみたい人、いい自転車、軽くて速い自転車がほしいけれど、ドロップハンドルの自転車が欲しいわけではない——という人にはぴったりと言えるでしょう。
各モデルの詳しいスペックは、GIANTおよびLivのWebサイトでどうぞ。
リンク: Liv Cycling
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。