先日、横浜市瀬谷区にある自転車店「ブギーサイクル」におじゃましたときのこと。
店長の曽倉さんがこんなものを見せてくれました。
ハブブラシ!そう「ハブ毛」です!
自転車のハブに装着すれば、走るたびに回転してハブがキレイに……と言いますが、実際には見た目のインパクトを狙ったものでしょう。私が子どもだった昭和の時代(それも昭和60年、つまり1985年前後)の記憶では、結構使っている人が多かったように思います。
2017年には「あと数年で生産をやめる」とニュースになっていました。
かつて自転車の車軸についていた、カラフルな輪状のブラシを覚えていますか? その名は「ハブ毛(け)」。どことなく昭和の香りが漂うその商品を、愛知県津島市の小さな会社が作っています。全国でも希少なメーカーなのですが、数年のうちにも製造をやめるというのです……。
情報源: 自転車の「ハブ毛」 消えゆく転機となったのは…:朝日新聞デジタル
このときと状況が変わっていないなら、そろそろなくなってしまう。
ブギーサイクルには、複数のタイプが在庫していました。オートライト仕様でフロントハブがハブダイナモだったり、リアハブが内装変速だったりする場合には、長いタイプが適合するそうです。
そしてもうひとつ、こちらのアイテム。
螺旋状になった小物ですが、見れば「あ、アウターケーブルとフレームがこすれるのを防ぐやつでしょ!」と、わかると思います。で、この商品名は?
ズバリ「ねじねじ」です!
ちなみに「ねじねじ」と名付けられているのは、リンエイの取り扱いアイテム。パッケージには「フレームプロテクター」とも記されています。さすがに「ねじねじ」だけでは何のことかわからないか。
他ブランドでは、その「フレームプロテクター」という名称が使われることが多いようですね。
曽倉さんは「できれば新車の購入時に装着してください」と話しますが、お手軽なアクセントとしていろいろなカラーを試してみるのもよいかもしれません。
リンク: ブギーサイクル
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。