パナソニック サイクルテックが、横浜の「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン(通称:綱島SST)」でIoT電動アシスト自転車の実証実験を開始しています。

実証実験に使用される車両のベースとなる「グリッター」 photo_パナソニック サイクルテック 

パナソニック サイクルテック株式会社は、5月20日より、「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン(※1)」(所在地:神奈川県横浜市港北区綱島東、以下、綱島SST)にて、地域住民や学生などを対象としたIoT電動アシスト自転車のシェアリングサービスを通して、実際の生活環境におけるIoT電動アシスト自転車の技術や有用性に関する実証実験を開始します。

情報源: IoT電動アシスト自転車の実証実験開始 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan

この実証実験では、綱島SST内の3ヶ所と慶應義塾大学日吉キャンパスに駐輪場を設置し、IoT電動アシスト自転車30台によるシェアリングサービスを実施。地域住民や学生などに利用してもらうというもの。今後、アンケートなどで集めたユーザーの声をサービスに反映させ、利用対象を拡大していくことも発表されています。



さらには実証実験を通じ、シェアリングサービスの利便性を高めたり、位置情報を事故軽減や盗難対策に活かすといった取り組みも検証。同社プレスリリースで『IoT電動アシスト自転車の開発と関連するサービスとの融合を通じて、安全で快適なモビリティ社会を実現していきます』としています。

実証実験に使用される車両のベースとなる「グリッター」 photo_パナソニック サイクルテック 

筆者が今回の発表でとくに注目するのは、以下の行。

また、将来的なIoT電動アシスト自転車の販売を見据え、自転車の走行データ、電池残量、故障状況などのデータを蓄積し、分析をすることで、新たなサービスに活用していきます。さらに、位置情報を自動車に知らせることによる事故の軽減や、盗難防止などの取り組みも検証していく予定です。

情報源: IoT電動アシスト自転車の実証実験開始 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan

位置情報が交通安全につながるのであれば、それはとても有意義なことです。

すでにドコモバイクシェアとの協業も行なっているパナソニックグループですが、今回の実証実験の舞台となる綱島SSTは、パナソニックが代表幹事を務めるところですから、より自由が効くのかもしれません。

リンク: Tsunashima SST

リンク: パナソニック サイクルテック

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(Gen SUGAI)