どれくらいの需要があるのかわかりませんが、東京・町田周辺のロードバイク・クロスバイク向けサイクリングコースを紹介していくシリーズ。今回は、今まで紹介したコースの応用編として、町田市周辺をぐるっと回るコースを設定してみました。
※この記事は随時アップデートされる予定です
距離:1周39km(ヨドバシカメラマルチメディア町田前発着)
こんな人におすすめ:約40kmという距離にチャレンジしてみたいビギナーさん
町田駅から比較的近いところを流れている恩田川沿いを下流に進み、鶴見川と合流したら上流へ。鶴見川の上流部から分水嶺を越えて境川に出れば、町田駅方面に戻ることができるわけです。
まずは恩田川に出て川沿いを進む
スタート地点はとりあえず町田駅付近に設定しています。そこから恩田川に出るルートはいくらでもありますが、今回は町田市立総合体育館のあたりまではふつうに車道を走るルートにしました。町田街道から逸れているのは、そのほうが走りやすいからです。
恩田川沿いに出てしまえば、あとは以前紹介した「寺家ふるさと村」へのコースと同じです。
意外とのどかな恩田川沿い
町田市内は市街地を流れている恩田川ですが、鶴見川との合流地点が近づくと、思いのほかのどかな風景が広がります。
道路を安全に横断するために少し迂回や自歩道の通行を強いられたり、ロードバイクの場合は未舗装路を避けるなどの必要がありますが、恩田川と鶴見川の合流地点までおおむね快適に進むことができるでしょう。
鶴見川と恩田川の合流地点です。下水処理場や工場が立ち並び殺風景ですが、初めてであれば「こんなところまで来たのか」という感覚にはなるはず。
なお、合流地点では恩田川沿いの左岸(上流から下流を見て左側)を通らないと、ちょっと遠回りになってしまうので気をつけましょう。
鶴見川沿いに図師まで進む
鶴見川沿いも比較的走りやすいですが、道幅が狭く、時間帯によっては歩いている方も多いので気をつけましょう。
横浜青葉インターチェンジのあたりでは「谷本川(やもとがわ)」とも呼ばれる、鶴見川。
サギやカモ、セキレイ、ときにはカワセミの姿も見られます。
図師のパンステージエピソードでひとやすみ
[2022/2/3 追記]パンステージエピソードは2022年3月上旬で閉店されるとのこと。
情報源: 町田市・図師大橋近くの「パンステージ エピソード」閉店へ。14年の歴史に幕 | 変わりゆく町田の街並み<地域情報サイト>
町田市図師にある「パンステージエピソード」は、サイクリストにも親しまれているパン屋さん。テラスでパンをいただくことができます。お手洗いがあり、すぐ近くにコンビニもあるので、休憩ポイントにはちょうどよいでしょう。
ただし、この後に少し急な上り坂があるので食べ過ぎには注意です。
鶴見川と境川の分水嶺を越えよう
町田市図師あたりでは、鶴見川と境川は近いところを流れています。しかし、その分水嶺は結構な坂となっています。境川のほうが、相模原台地に近い高い場所を流れており、今回のコースではどちら周りで走っても、境川に向けては急な坂をクリアする必要があります。
図師大橋交差点から根岸交差点に向かうルートは、距離はややありますが道幅が広くて走りやすいかと思います。脚力に自信がなければ、自歩道をゆっくり行ったり押し歩いてもよいでしょう。
根岸交差点の近くには、有名ビルダー「ケルビム/今野製作所」のショールームがあります。
境川にかかる根岸橋から「境川ゆっくりロード」に入りましょう。
境川沿いを町田駅までのんびりクルージング
あとは、境川の左岸をのんびりとクルージング。
「ゆっくりロード」というネーミングに逆らわず、おだやかな気持ちで行きましょう。
40km弱で、町田駅前に帰着です。少し寄り道すれば、40kmをクリアできますよ。
マップ
最後に、マップを貼っておきます。
未舗装路は除外しています(しているはず)。
関連カテゴリー: 鶴見川サイクリングロード(鶴見川サイクリングコース) – CyclingEX
カテゴリーアーカイブ: 【ロードバイク】町田のサイクリングコース【クロスバイク】 – CyclingEX
[最終更新:2022年2月3日]
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。