どれくらいの需要があるのかわからないけれど、東京・町田周辺のロードバイク・クロスバイク向けサイクリングコースを紹介していきます。今回は鶴見川の源流付近を紹介します。里山の雰囲気を手軽に味わうことができますよ。
※この記事は随時アップデートされる予定です
距離:片道13km(ヨドバシカメラ マルチメディア町田起点)
こんな人におすすめ:クロスバイクやロードバイクを買ったばかりで、とりあえず町田市内を探索したい人。または定点観測的な「ひと息つける」ポタリングとして。
境川をさかのぼって根岸まで進む
今回は町田市の「小山田」エリアにある、鶴見川の源流付近を目指します。
スタート地点はとりあえず、町田駅近くの「ヨドバシカメラ マルチメディア町田」に設定(深い意味はありません)。境川サイクリングロードを上流に向かって進みます。
境川サイクリングロードは比較的走りやすいですが、歩行者やランナーも多いので、注意して通行しましょう。
5kmほど走ると「根岸橋」に着きます。ここで右折して一般道を鶴川方面に進みましょう。途中、境川と鶴見川の分水嶺を越え、そこからしばらく長い下り坂なので、安全運転で。
サイクリストも多いパンステージエピソード
[2022/2/3 追記]パンステージエピソードは2022年3月上旬で閉店されるとのこと。
情報源: 町田市・図師大橋近くの「パンステージ エピソード」閉店へ。14年の歴史に幕 | 変わりゆく町田の街並み<地域情報サイト>
下り坂が終わった先に「図師大橋」という交差点があります。この交差点を左折。するとすぐそばに「パンステージエピソード」があります。
テラス席があり、買ったパンをいただくことができます。コーヒーなどの飲み物の販売もあります。ここで休んでもよいですし、帰りに寄ってもよいでしょう。
図師大橋から先は鶴見川沿いとなりますが、川沿いにサイクリングロードが整備されているわけではありませんので、都道155号線を進みましょう。
一級河川としての上流端
小山田小学校の近くで、いったん川沿いにそれてみましょう。「新橋」という橋(名前は“新”だけど小さくて古い橋)があり、ここが「鶴見川の上流端」です。
上流端といっても、源流はまだまだ先です。
これはどうやら「一級河川」としての上流端ということのようです。
長居はできない?鶴見川源流の泉
さらに都道155号線を進み、小山田バス停を越えて、スタートから10.5kmほど走ったところで「鶴見川源流の泉」が出てきます。
いちおうこのポイントが「源流」として知られています。
実はこの奥に「源源流」なるポイントもありますが、山の中なので自転車では入れません。また、源流の泉周辺は一度公園として整備されたものの、2019年1月現在は長期休園中です。
歩ける靴の方は、お時間があれば「源源流」を探しに行ってみてください。そうではない方は、手軽に源流の雰囲気が味わえる別の場所をおすすめします。
源流の雰囲気を感じられる小山田緑地 梅木窪分園
鶴見川の上流付近には「谷戸」と呼ばれる小さな谷あいの土地がいくつもあります。そのひとつひとつに、小さな流れ、つまり支流があるのです。そのひとつを訪ねましょう。
大泉寺から梅木窪分園へ
来た方向に都道155号線を戻り、大泉寺バス停付近で左の細い道に入ります。
ちなみに大泉寺バス停は、とても趣のあるところ。
都道の拡張計画があり、いつまでこの風景が残っているか、わかりません。
[2020/11/12 追記] バス停は残念ながら解体されました。
静かな谷戸の風景が残る
大泉寺の横を通って道を進んでいくと「小山田緑地 梅木窪分園」に着きます。
周辺には昔ながらの里山の風景、谷戸の風景が広がります。
鶴見川の支流「堂谷戸川」の流れを引き込んだ「アサザ池」という池があり、近くには東屋やトイレが整備されています。
これで、鶴見川の源流域を訪ねるショートトリップはおしまい。スタート地点からここまでは、13km。帰りは来た道を戻れば10kmほどです。
マップもあわせてどうぞ
関連カテゴリー: 鶴見川サイクリングロード(鶴見川サイクリングコース) – CyclingEX
カテゴリーアーカイブ: 【ロードバイク】町田のサイクリングコース【クロスバイク】 – CyclingEX
(Gen SUGAI)
[最終更新:2022年2月3日]
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。