【RITEWAY × CyclingEX タイアップコンテンツ】
RITEWAY(ライトウェイ)は、長年スポーツ自転車の輸入販売に携わってきたライトウェイプロダクツジャパンのオリジナルブランドです。「日々の生活を豊かにするためのスポーツバイク」を標榜して2003年に立ち上げられ、現在では「HAVE A NICE DAY」をコンプトに、日本人のために開発した自転車を送り出しています。
今回は、そんなライトウェイの看板モデルであるクロスバイク「SHEPHERD(シェファード)」を、東京・雑司が谷周辺の街中でテストしました。
※記事中の写真は特記以外2019年モデルです
●自転車のサイズごとにホイールサイズまで変えてあるから、誰でもかっこよく乗れる
機敏に動き回る牧羊犬が製品名の由来である「シェファード」。もちろん、活躍の舞台は街中です。日々の暮らしの中でキビキビと楽しく移動することができ、その気になれば遠くまで出かけることもできる——そんな自転車として開発されています。
これからクロスバイクを購入しようとお考えのみなさんにまず知っていただきたいのは、ライトウェイをはじめとするちゃんとしたメーカー・ブランドのクロスバイクには、乗り手の体格に合わせた複数のサイズが用意されているということです。一般的にはフレームの各部の長さや角度を変えるのですが、シェファードの場合は、24インチ、26インチ、700Cという3種類のサイズがあり、フレームだけでなくホイール(車輪)のサイズまで変えているのが特徴です。
クロスバイクでは700Cというロードバイクと同じホイールサイズが使われることが主流ですが、小柄な人向けの自転車を作るには、少々大きすぎるホイールであることも事実。詳しい説明は省かせてもらいますが、無理に小さなサイズを作っても、ハンドルにぶら下がるような乗車姿勢になってしまいます。
そこでシェファードでは、体格に合わせてフレームだけでなくホイールのサイズも変えたのです。これによりサドルやハンドルの高さ、サドルからハンドルまでの距離などが、どのサイズでも適切なものになります。そして3種類の中から自分に合ったサイズを選ぶことで、誰でも快適に、そして見た目にもかっこよく乗ることができるというわけです。
実はクランクの長さもフレームサイズごとに異なるほか、ペダルの大きさも変えてあるなど「身体に合ったクロスバイク」に対するライトウェイのこだわりようは、なかなかのものです。
●さりげないスタイルの中に確かなクオリティが光る
今回は、筆者の体格にぴったりな700Cと、小柄な人向けの24インチ、2台のシェファードをテストしました。
実際に乗ってみる前にシェファードを見て感じるのは、強く主張することはないけれど、さりげなく上質な雰囲気が漂っているということ。
その理由のひとつは「トップチューブ」と呼ばれるフレームの上辺が地面とまっすぐになっていることにあります。これを「ホリゾンタルデザイン」などと呼びますが、自転車の世界ではずっと昔からある、つまり伝統的で安定感のあるスタイルです。
もうひとつは落ち着いたカラーリングでしょう。ブランドのロゴが大きく主張することもなく、すんなりと目に入ってきます。塗装のクオリティにもこだわっていて、安物の「なんちゃってクロスバイク」とは明らかに異なる質感をもっています。
パーツのカラーは、フレームのカラーによってシルバーまたはブラックが組み合わされています。とくにシルバーのホイールやクランク、ハンドルなどは丁寧にポリッシュ加工が施されていて、眺めていても楽しいもの。細かいところでは、空気を入れるバルブのキャップまでシルバーで統一されているのには感心しました。また、ブラックのクランクも上品な仕上げです。
●よく走るだけでなく、実に「使い心地」のよいクロスバイク
実際にまたがってまず気に入ったのは、ハンドルの角度です。クロスバイクではスポーティな印象を出すため、まさに「真一文字」といった感じのフラットハンドルが使われることがあります。一方でシェファードのハンドルは、少し手前にカーブしているのが特徴です。真一文字のフラットハンドルよりも、シェファードが採用している形状のハンドルのほうが手首の角度が自然になり、乗っていて痛みを感じにくいというメリットがあります。
とくにシェファードの場合、あえて身体が少し前傾した乗車姿勢とすることで程よくスポーティかつ荷重がサドルに集中しない(=お尻が痛くなりにくい)ように工夫されているので、ハンドルをもつ際に手首の角度が自然であることは、とても重要です。
いざ走り始めると、見た目から想像する以上に軽い漕ぎ出しで、ギアチェンジをしてペダルを回せばスルスルとスピードに乗っていきます。改めてスペックを確認すると、いちばん大きな700Cサイズで重量は10.9kg。ロードバイクのエントリーグレードと同等くらいには、軽い自転車です。
そして、アルミフレームで税別5万円台のクロスバイクとしては乗り心地がよいとも感じます。少し路面が荒れたところや石畳のようになった道も走りましたが、不快に感じる場面はありませんでした。
雑司が谷という街は、坂が多いところです。シェファードにはフロントギアが1枚(フロントシングル)で、フロントギアが2段や3段あるクロスバイクと比べると「軽いギアが無い」というのは事実なので、坂の街でどんな走りができるのかは気になっていました。実際に坂道を行ったり来たりしてみると、リアの8段あるギアのうちいちばん軽いのを使えば、ラクに坂道を登れることがわかりました。車体の軽さと、力を入れやすくペダリングしやすい乗車姿勢が効いているのでしょう。シティサイクルとは比較にならないほど、軽やかです。
先に700Cのシェファードを試した後で、あえて筆者の体格には合わない24インチにも乗ってみましたが、快適な乗り心地などの印象は変わりませんでした。
シェファードの魅力は、走りのよさだけではありません。
グリップやサドルといった身体に触れるパーツの使い心地はもちろん、日本はもとより世界を代表する自転車部品メーカーであるシマノのパーツで固められた、ギアやブレーキといったパーツ類の性能、そしてフィーリングがしっかりしているのです。
●これなら毎日乗りたい、もっと遠くまで出かけたい
着心地がよいシャツ、歩くのが楽しくなるシューズ、スラスラと書けるボールペン——そういうのって、うれしいですよね。デザインが気に入れば、なおのこと。シェファードはそれらと同じような感じで、スムーズで気持ちのよい、乗っていて楽しい、そしてスタイリッシュなクロスバイクです。
街乗りはもちろん、週末は隣の街、いや「隣の隣のそのまた隣」くらいまで足を伸ばしたくなるような気分にさせてくれるし、それだけの性能をもっています。
この内容で税別55,800円(2020年モデルは税別57,800円)という価格は「かなり頑張ってる!」なという印象です。ライトウェイは各地の販売店で試乗会を行なっているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
●さらに魅力的になった2020年モデルが登場
2019年6月、シェファードに改良が加えられ2020年モデルとして発売されました。使われている各パーツのサイズやタイヤの銘柄などを見直して、より快適に乗ることができるクロスバイクへと進化しています。詳しくはぜひ、ライトウェイのブランドWebサイトでチェックしてみてください。
■RITEWAY SHEPHERD(ライトウェイ・シェファード)2020年モデル
サイズ:24″(150〜160cm)、26″(160〜175cm)、700C(173〜185cm)
カラー:マットネイビー、マットブラック、マットダークブラックオリーブ、マットレッド、マットグレー、マットベージュ
価格:57,800円(税別)
[最終更新:2019年8月2日]