CyclingEXが参加し毎週金曜に更新している、ブリヂストンサイクルのファンサイト「BRI-CHAN」。今週は、過去モデルから「トランジットコンパクト」を紹介しています。

1999年のTRANSIT カタログ

ブリヂストンサイクルが、1990年代末から展開しているフォールディングバイクのブランドが「TRANSIT(トランジット)」です。現在は「トランジットスポーツG26」という1モデルしかなく、しかもそもそもは「グランテック」や「トラベゾーン」というブランド名が与えられていたものでした。

しかし、1999年のカタログを見ると実に多彩な顔ぶれであったことがわかります。

そんなトランジットシリーズのひとつが、トランジットコンパクト。

トランジットコンパクト(1999年のカタログより)

12インチのホイールを採用した、シングルスピードで街中のちょっとした移動やお散歩程度を想定した折りたたみ自転車ですが、ワンタッチで折りたたむことができる点が人気でした。

トランジットコンパクト(2008年のカタログより)

折りたたむと縦長の状態で自立し、場所を取りません。しかも、折りたたんだ状態で転がせるのもポイントでした。

決して人気がなかったようには思えない2トランジットコンパクトですが、2008年を最後にカタログ落ちしてしまったのは残念です。

トランジットシリーズといえば、以前紹介した「トランジットライト」も印象的です。

トランジットライト(2002年のカタログより)

2001年に登場し、途中で外装変速仕様の「トランジットライト スポーツ」も追加されましたが、このトランジットライトも2008年には販売を終了しています。

もちろん2018年現在、ブリヂストンサイクルのラインナップには複数の折りたたみ自転車があって、その折りたたみ機構などは良くできていると感じるのですが、90年代末〜2000年代のような、折りたたみ自転車にかける「熱量」は感じないのが、少々残念ではあります。

トランジットコンパクトについての記事は、下記リンクからどうぞ。

リンク: ブリヂストンサイクル名車紹介:ワンタッチで折りたためるX形状の折りたたみ自転車「トランジットコンパクト」

また、以前掲載したトランジットライトについては、下記リンクからどうぞ。

リンク: ブリヂストンサイクル名車紹介:軽さと走りの良さで人気だったフォールディングバイク「トランジットライト」

●BRI-CHANとは
日本を代表する自転車メーカー・ブリヂストンサイクルのファンサイトとして、2016年1月よりスタート。CyclingEXが編集部(チーフブロガー)として参加しています。
リンク: BRI-CHAN – bridgestone greenlabel fan channel「ブリチャン」

(Gen SUGAI)