「Tern(ターン)」の非フォールディングライン「ROJI BIKES(ロジバイクス)」から出た「GLEAM F1(グリーム F1)」を紹介します。
1980年代にBMXから派生した「F-1」というジャンルがあり、後に廃れたのですが、今でもときどき当時の雰囲気をもつ自転車がリリースされることがあります。
ちなみに当時のF-1は、例えばこういう感じです。
リンク: http://www.cycleexif.com/diamondback-f1
リンク: The official F1 thread – BMXmuseum.com Forums
TernのROJI BIKESが登場した当初でまだ「⌘ PROJECT(コマンド プロジェクト)」を名乗っていた2016年モデルにおいて、フィン加工されたクロモリフレームと650Cホイールが個性的だった「GLEAM」。そのイメージを受け継ぎつつ、F-1のイメージを融合し20インチ(451)に最適化したのが、GLEAM F1です。
F-1と言えば「逆スローピング」。このGLEAM F1も、トップチューブが前方に向かって下がっています。
フィン加工も健在。ケーブルを内蔵としてスッキリとした美しい仕上がりです。
長めのカーボンフォークを装備。この脚が長いジオメトリーは、ROJI BIKESのミニベロならではといったところです。ブレーキワイヤーがフロントフォークに内蔵されています。
ブレーキは、TRPのメカニカルディスクです。
メインコンポーネントはシマノ・105で、フロントダブル、リア11速となっています。
520mmの1サイズのみで、重量は10.0kg。カラーは写真のパールブラック1色です。
価格は186,000円(税別)となっています。
ちなみにTern ROJI BIKESからはもうひとつ「F1」と名の付く自転車が発表になっていて、そちらのほうがより「F-1っぽい」かもしれません。別の機会に紹介します。
※本稿執筆段階では2019年モデル未掲載。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。