Cannondale(キャノンデール)のエンデュランス系ロードバイク「Synapse(シナプス)」シリーズ。その中でも30Cタイヤを標準装備した「Synapse SE」を紹介します。
最大32mm幅のタイヤに対応するクリアランスをもち、標準モデルでは28Cタイヤを装備する「Synapse」に対して、ダートなどより幅広いシチュエーションに対応するため、あらかじめ30Cのチューブレスレディタイヤを装備したのが「Synapse SE」です。
ちなみにCannondaleでは、先日紹介した「Slate(スレート)」や「TopStone(トップストーン)」、そしてこのSynapse SEなどを「SE Collection」として括っています。そのキャッチコピーは「FIND YOUR OWN ROAD.」。オンロードでの高い走行性能をもちつつオフロードもこなせるバイクで、新しい世界に踏み込もう——というわけです。
2018年モデルにおいて、SynapseのSEモデルはアルミフレームのみでしたが、2019年モデルでは待望のカーボンフレームモデルが登場しています。
●Synapse Carbon Disc Ultegra SE(税別370,000円)
Synapse SEとしては最上位となるモデルです。その名称のとおりメインコンポーネントはシマノ・アルテグラで、油圧ディスクブレーキも搭載。前後ともにスルーアクスルとなっています。
同社オリジナルのホローグラムSiクランクに組み合わされるチェーンリングは50/34T、そしてリアのスプロケットは11-34T(11速)と、ワイドなギアが備わっています。
●Synapse Carbon Disc 105 SE(税別290,000円)
カーボンフレームモデルのシマノ・105完成車です。ブレーキも105の油圧ディスクが採用されています。
こちらのドライブトレインも、50/34Tのチェーンリングと11-34T(11速)のスプロケットと、ワイドなギア比です。
●Synapse Carbon Disc Women’s 105 SE(税別290,000円)
Synapse Carbon Disc 105 SEの女性向けバージョンです。
油圧ディスクブレーキは、握力が低めの女性にとっては、ロングライドや雨天時などでは助けとなるでしょう。
●Synapse Disc 105 SE(税別170,000円)
Synapseシリーズのコンセプトをアルミフレームでかたちにしたモデルです。2019年モデルのアルミSynapseは、ユニセックスモデルではこのグレードだけが用意されます。
こちらはチェーンリングが48/32T、リアのスプロケットが11-34Tと、軽めのギア比となっているのが特徴です。
また、2018年モデルでは前後ともにクイックリリースだったのですが、2019年モデルではフォークが新しくなり、フロントは12mmスルーアクスルとなりました。
グラベルライドもこなす懐の深さが魅力で、オールロードとも呼べる「Synapse SE」。ロングライドはもちろん、ヒルクライムを(下りも含めて)楽しく走りたい人にも、ぴったりではないでしょうか。
リンク: キャノンデール | Cannondale Bicycles
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。