チラホラ見かけるようになった、27.5インチ(650B)ホイールを採用するクロスバイクですが、FUJI(フジ)の2019年モデル「RAFFISTA」は、ちょっと変わった存在です。
2017年〜2018年モデルではタフなクロスバイクという位置付けでしたが、2019年モデルで27.5インチ仕様に変更されました。
ただホイールサイズを変えただけではなく、ジオメトリーも手直しされています。
完成車に採用されるタイヤは、これも最近チラホラと見るようになった「Chaoyang」ですが、サイズは27.5×1.75インチで、サイドがアメ色のもの。サドルやハンドルグリップはブラウンカラーで、グラベルロードやアドベンチャーロードにありそうな雰囲気です。
ドライブトレインはリア10速のシマノ・デオーレなのですが、フロントシングルなのも特徴。FSAのクランクセットで、チェーンリングの端数は40T、そしてリアのスプロケットは11-42Tとなっています。また、ブレーキセットはシマノの油圧式ディスク「MT200」シリーズを採用しています。
何かしらのカテゴリーに当てはめるとすれば「クロスバイク」なのでしょうが、カテゴリーに囚われない雰囲気でなかなか良いんじゃないでしょうか。FUJIではこれを「Sports Utility Bike」と称しているようですが。
価格は89,000円(税別)です。
リンク: FUJIBIKES
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。