シマノが、マウンテンバイク用コンポーネント「XTR」の新型、M9100シリーズを発表しています。
言わずと知れた、シマノのMTB用コンポーネント最上位モデルである「XTR」。
新型であるM9100は、XC向けに1×12スピード、エンデューロ向けに1×11スピードと1×12スピード、マラソン向けに2×12スピードをラインナップすることで、幅広いシーンに対応します。
XTR M9100シリーズの主な特徴は、以下の5点です。
●変速時の衝撃を抑え変速時間を短縮する「HYPERGRIDE+(ハイパーグライドプラス)」
HYPERGRIDE+(ハイパーグライドプラス)と名付けられたドライブトレインは、変速時の衝撃を抑制するカセットスプロケット、形状を見直しチェーン保持力を向上させたフロントギアおよびチェーンなどにより、スムーズでスピーディーな変速を実現しています。
●フリーハブに回転時の回転抵抗を低減する「SCYLENCE(サイレンス)」機構を採用
ラチェット部分を切り離して回転する機構で、剛性が30%高まり、軽量化にも成功。
●レバー取付位置をあらゆるライダーに合わせて最適化できる「I-spec EV(アイスペック イーブイ)」
シフトレバーとブレーキレバーの形状を見直して、取付位置の自由度と操作性を向上させています。
●シマノ初のシートポストレバーを用意
アジャスタブルシートポストに対応する、ケーブル式のシートポストレバーが用意されます。
●最大51Tまで対応するリアディレイラー
リアディレイラーは、フロントシングル用としてGSタイプ(10-45T)とSGSタイプ(10-45/51T)、フロントダブル用としてSGSタイプ(10-45T)が用意されます。
新型XTRは、2018年9月下旬に発売される予定です。
情報源: クロスカントリーやエンデューロ、マラソンなどのMTBライダーに。マウンテンバイクコンポーネンツ「XTR」モデルチェンジ|シマノセールス株式会社のプレスリリース
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。